──今年は選抜総選挙が開催されませんでした。さらには指原莉乃さんもHKT48を卒業。そういったことからも、時代の変わり目だなと感じます。
高柳 総選挙がないんだなっていうのは、ふとした瞬間に気づくものなんです。自分の物語の軸に総選挙があったから、その物語が途切れてしまうという意味で寂しさはありました。でも、総選挙がない日々を過ごすみんなって、明るいんです。総選挙期間中はどうしても他のメンバーのことが気になってしまうじゃないですか。だけど、そういったことを気にしなくてもよかったので、仲間としての団結が強くなりました。「あの子を褒めると、ファンの方が流れちゃうかも」とか考えなくてもいいわけですから(笑)。
野島 私としてはランクインしたことがなかったので、複雑です。なくなったと聞いたときは喪失感がありました。でも、総選挙がなくても自分の力で活躍できたら、という考えに変わりました。
──来年は開催された方がいいと思いますか?
高柳 難しいですね。今年開催されていたら、過去最高順位を目指して本気で頑張ろうと思っていました。来年もし開催されたとしても、1年空いてしまうと、ファンの方の気持ちを惹きつけるのは難しいということは、いろんなメンバーを見ていて分かっているので……。
野島 難しい問題ですね。