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UPDATE|2023/08/12

乃木坂46遠藤さくら主演でドラマ化、SNSで話題の女性トラックドライバー“トラックめいめい”を直撃

撮影/西邑泰和


「脚本家の方も交え、10人くらいのスタッフさんと一緒に2時間くらいの会議を3回やりましたね。その後もリモートで打ち合わせは続きましたし。『脚本を書いたのですが、トラックドライバー目線で違和感があるところは全部言ってください』とか。ドラマの中では毎回トラブルが発生し、それを解決するという流れになっています。『難問をクリアしたからこそ、そのあとのビールが格段に美味い!』みたな感じで(笑)。

 私、SNSの中ではネガティブなことを絶対に言わないようにしているんですよ。だからドラマもポジティブなテイストになっているはずです。朝になったら『今日も仕事を頑張るぞ!』と気合を入れて、昼間は汗を流しながら頑張って、夜は充実感に浸りながら『さぁ、飲むぞ!』ってお酒を流し込む。結局、人間の幸せって突き詰めていくとシンプル思うので」

 インフルエンサーの多くは、自身の承認欲求を満たすために努力を重ねる。しかしトラックめいめいの場合、「有名になりたい」「売れっ子になりたい」という欲は限りなくゼロに近かった。人付き合いが苦手なので、それを克服するためにツイッターを始めたのである。

「なんだか不思議な感覚なんですよね。もともと私は人間関係をシャットダウンして、自分の世界だけで生きているような感じでしたから。でも、それを変えなくちゃいけないという意識はあって、SNSだったら自分のことを発信できるんじゃないかと思ったんです。『私はこんな仕事をしています」とか『21歳の最短で大型免許を取りました』とか。

 ドラマは主演の遠藤さくらちゃんだけでなく、他の出演者も本当に豪華なんですよ。望月歩さん、コットンのきょんさん、野性爆弾のくっきー!さん、山野海さん、山口智充さん……。私は演技の素人なので専門的なことはわかりませんが、現場の雰囲気がすごくいいことは一緒にフジテレビの番宣に出たときに感じました。観たら元気になれる作品なので、ぜひチェックしてみてください!」

 記事後編では、トラックめいめいが今までの歩みを振り返りつつ、運送業に対する熱い想いを吐露する。

【後編】人間関係が苦手でトラック運転手に、トラックめいめい「運送業は人間本来の姿」
AUTHOR

小野田 衛


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