何度も磯野家を出禁になっていたり、すぐにご飯やお酒をたかりに来るなどマイペースで、ネット上では愛情を持って“ハイエナ”と言われることもあるノリスケさん。しかし7月30日に放送されたアニメ『サザエさん』では、彼の発言に視聴者から「珍しくいいことを言う」と見直す声が相次いだようだ。
話題になったのは作品No.8599「夏の夜長に夜ふかしを」での一幕。夏休みに入った磯野家では、子どもたちが寝静まった後に大人だけでスイカを食べていたことをカツオが知ってしまい、“大人だけいつも夜ふかしをしていてズルい”と抗議した。そして「夏休みくらい、ボクだって夜ふかししたいよ」と主張するものの、波平に「長い休みだからこそ、子どもは夜ふかしの習慣などつけちゃいかん」と反対されるのだった。
遊びに出たカツオは友達にも聞いてみるが、やはりどこの家庭も夏休みだからと子どもの夜ふかしを許可はしない様子。「夏休みの意味がない」「大人の横暴だ」と憤慨するカツオの元へ、ノリスケさんが通りかかった。ノリスケさんはカツオの主張を聞いたあと、笑いながら「けどねえ、大人は寝たくたって寝られないときがあるんだよ」と諭したのだ。なんでも昨夜は伊佐坂先生からの連絡を待つために、一睡もしていないとのこと。
「ぐっすり寝られる子どもが羨ましい」と言うノリスケさんに、ネット上では「珍しく正論言ってる」「ノリスケさんがまともな大人みたいだ」と驚く声が続出。また「完全に同意」「大人になると、早寝できることがどれだけ幸せかわかるよね」と同調するコメントが多く寄せられた。
その後伊佐坂先生から原稿を受け取って会社に戻ったノリスケさんは、事務所で昼間から爆睡してしまう（しかもそれを上司に見られる）というオチがついたものの、少しはノリスケさんを見直した人も多かったのではないだろうか。
一方カツオの“夜ふかし大作戦”はどうなったかと言うと、カツオの粘りがちで夜ふかしのチャンスを掴むことに成功。しかし翌日眠くてたまらず、昼寝をしている隙にかおりちゃんや早川さんとお出かけするチャンスを逃してしまう。夜ふかしをしてもいいことはないと気づいたカツオ。結局のところ、大人も子どもも夜更かしせずにきちんと寝ることが一番なのである。
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