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UPDATE|2023/07/23

身長148cm・モデルに挑戦の市川美織「低身長だからってできないことはないを証明したい」

市川美織 撮影/荻原大志


──29歳の今もキュートなスタイルを保てているだけでもすごいですが、ゆくゆくは“奇跡の〇〇歳”と呼ばれるかもしれません。

市川 安達祐実さんのように、いくつになってもランドセルが似合う、と言われるといいですね(笑)。「フレッシュレモンになりたいの」のキャッチコピーも今も使っていますし、これからはスキンケアも今以上に頑張りたいし、気になる二の腕もシェイプアップしていかないと。じつは個人的には、あまり美意識高いつもりがなくても体型を保てていたんですが、そうも言っていられなくなる年頃ですからね。


──そのキュートさがFANCYLABOのカラーにマッチしたようですし、昨年上演の舞台『あの花(あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』で好評だっためんま役も、今年8月の再演版で続投できることになりました。

市川 『あの花』のめんまは「アニメから出てきたみたい」と評価していただて、それが何より演じ甲斐を実感できた瞬間になりました。
もちろん、アニメやマンガと演劇では違いますからただ外見を似せるだけではだめで、現実に私たちが演じる意味を持たせないといけないと考えていました。

例えばアニメだと、シーンによって視界が切り替わって見える範囲も違ってきますよね。でも舞台だと、客席からは舞台上のキャラクター全員が見えています。だから、台本を読み込むのは当然ですがそこで、原作にない立ち振る舞いまで想像力をめぐせているうちに、頭の中にめんまが降り立ってきた感覚がありました。

──研究しつくしたキャラクターを、いわゆる“憑依させる”感覚があったようですね。

市川 芝居の現場では市川美織という人格を封印して、カメレオンのように役になりきる気構えでいます。作品ごとにゼロから共演の皆さんとコミュニケーションをとっていくので、毎回がゼロからの積み上げです。

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