たとえば彼女は現在、ドラマ『日曜の夜ぐらいは…』(テレビ朝日系)に主要キャストとして出演中。同番組の企画・プロデュースを担当する清水一幸氏いわく、生見の出演は彼と脚本家・岡田惠和氏からのラブコールによって実現したそうで、番組公式サイトで「昨年8月に生見さんの出演したドラマを見て、普段テレビで見る、いわゆる“めるる”と違ったその姿に、脚本の岡田さんと『絶対に出て欲しい…!』という話になった」と当時を振り返っている。
恐らく“8月に出演したドラマ”とは、8月5日に放送された『石子と羽男』第4話のこと。普段の印象とは異なるシリアスな役柄に、スタッフも思わず心を奪われてしまったのだろう。
また『教場0』をプロデュースした渡辺恒也氏も、同じような理由を口にしている。「別の作品でのお芝居を拝見して、“こんなにナチュラルな演技ができる方なんだ”と感じたのがきっかけで今回、オファーさせていただきました」と語っており、いかに多くの人が生見のギャップや意外性に惚れ込んでいるのかがわかる。
確かにバラエティで見る生見は、いつも明るく元気なイメージだ。対してドラマなどで目にする生見は、シングルマザーや事故の加害者など、どこか“陰”のある役柄ばかり。ここでもし普段と同じ明るい役柄を演じていたら、視聴者の目には“いつものめるる”としてしか映らなかったかもしれない。
あえてオフィシャルイメージと正反対の役柄を演じたことで、もともと高かった演技力がさらに際立つ結果になったのだろう。
“女優・生見愛瑠”の躍進はまだまだ始まったばかり。これからも多彩な演技力を見せつけ、お茶の間をあっと驚かせてほしい。
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