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UPDATE|2023/05/05

Adoの“素顔”は「20歳の明るい陰キャ」、 『オールナイトニッポン』で見せる歌との心地の良いギャップ

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Ado

ニッポン放送をキーステーションに全国ネットで放送中の人気ラジオ番組『オールナイトニッポン』(以下、ANN)。月曜1部のパーソナリティを3月まで務めていたCreepy Nutsから引き継ぐ形で新パーソナリティに抜てきされたのが、2020年『うっせぇわ』で衝撃のメジャーデビューを果たした人気歌手・Adoだ。

【関連写真】累計再生回数は4億回を突破、Ado『うっせぇわ』ジャケット写真

個性的な音楽や感情のこもった歌い方、年齢離れした才能で知られるAdoだが、ラジオでは20歳の女の子らしさが見え隠れする。新境地を開拓し続ける彼女のラジオの魅力を紹介したい。

Adoはすでに歌い手として大人気であるものの、その素顔は未だベールに包まれたまま。これまでに特番でANNのパーソナリティを務めたことはあったが、今回はレギュラーパーソナリティとしての選任だ。27時台のANN2部を務めたのちに1部へと昇格していく例が多い中、いきなり1部パーソナリティに選ばれるのは俳優・菅田将暉以来6年ぶりだという。過去の特番の反響が大きかったことが抜てきの理由とされており、期待の高さがうかがえる。

4月3日の初回放送では少し緊張を見せつつも軽快なトークで一人しゃべりを展開。Adoをあまり知らないANNリスナーは、曲とのギャップに驚いた人も多いだろう。自身を“20歳の明るい陰キャ”と称す彼女。たまにしどろもどろになりこちらが心配になるような場面もありつつ、開始から1時間ほど経過する26時前には「陰キャがしゃべってるんだから起きなさい?」と手をたたき、自身とリスナーを鼓舞するような場面もあった。

自身が好きなものについてはわかりやすく饒舌になり、まさにマシンガントークと言えるような一人しゃべりが始まる。たまたまラジオをつけてこの声とトークを聴いたら思わず「なんだなんだ?」と耳を傾けてしまうような、独特な世界観を放っていた。

軽快かつ熱のこもったトークは第2回放送以降も変わらない。例えるなら、ラジオと言うよりもニコ生やツイキャスで20歳の女の子のしゃべりを聴いているような感覚に陥る。好きなものについて熱量をこめて話す場面とテンション低めに話す場面が入れ代わり立ち代わり出てくるのだからおもしろい。いい意味で普通の女の子らしさが出ていると言える。


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