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UPDATE|2023/03/25

WBC、W杯、オリンピック…ラジオだからこそ伝えられるスポーツの魅力とアスリートが語る本音

丸園音楽堂 JFN系列

侍ジャパンの活躍に日本中が熱狂した WORLD BASEBALL CLASSIC。昨年のサッカーFIFAワールドカップ同様、テレビのみならず、PCやスマホを通じて楽しんだというファンも多かったのではないだろうか。もちろん、映像があってこそ…のスポーツだが、実は、ラジオでも様々な形でスポーツを取り上げ、国際大会や大型スポーツイベントを盛り上げている。実際に、ラジオ各局には、レギュラーで放送されているスポーツ番組が数多く存在するほか、現役アスリートや元アスリート達がパーソナリティを務めている番組もある。トークや音楽が主流と思われがちなラジオ番組の中から、今回は、スポーツに特化している番組に注目したい。

【写真】スポーツに特化しているラジオ番組

まずは、毎週土曜日10時から放送中のTOKYO FM『SPORTS BEAT』。俳優の藤木直人がパーソナリティを務めるスポーツ番組だ。通常は録音放送なのだが、WBC期間中は、生放送で対応し、ニッポン放送『ショウアップナイター』の解説者で、2006年第1回WBC優勝メンバーでもある里崎智也や元メジャーリーガーの五十嵐亮太をゲストに迎えて、タイムリーに試合結果や展望を伝えた。

TOKYO FMでは、オリンピックやサッカーW杯の際に、FMならではの音楽を絡めた応援企画をたびたび実施している。「Cheer up Songs」と題して、選手の支えとなる楽曲を紹介する企画で、オリンピック選手達が試合前に気持ちを高めるために聴いている曲や集中したい時に聴いている曲などを紹介してきた。直近では、昨年のW杯期間にも実施し、この時は、代表選手のみならず、スキマスイッチの常田真太郎、Dragon AshのBOTS、ゴールデンボンバーの喜矢武豊、ナオト・インティライミ、GAKU-MCといったサッカー愛に溢れるミュージシャン達が、日本代表への応援コメントと自らの楽曲(応援ソング)でエールを贈った。

ちなみに、吉田麻也がモチベーションを高めるために聴いている楽曲として紹介したのは、ELLEGARDENの『Strawberry Margarita』だった。Mr.Childrenの『終わりなき旅』を選ぶ選手が多い中、最新のロックナンバーを選曲し、吉田の音楽好きな一面が垣間見られた。

そんな吉田だが、実は、TOKYO FMでレギュラー番組を持ち、パーソナリティを務めている。月曜日~金曜日14時55分から放送中の5分番組、タイトルは『吉田麻也のチャレンジ&カバー』。シーズン中はもちろんリモート収録ではあるが、最新の吉田の肉声が聴ける貴重な番組だ。

他にも、TOKYO FMとJFNには、元アスリート達がパーソナリティを務める番組が多数存在している。長らく、『クロノス』という朝のワイド番組を担当していた中西哲生は、現在、金曜日15時からの生放送『TOKYO TEPPAN FRIDAY』に出演。毎回、アスリートをゲストに迎えている。陸上・十種競技の右代啓祐、トランポリンの森ひかる、縄跳び世界チャンピオンの黒野寛馬と競技の幅も広い。

また、2人の金メダリスト、高橋尚子と荒川静香がパーソナリティを務める『MY OLYMPIC』は、JOC公認で30年以上続く長寿番組だ。月曜日~金曜日の6時55分から放送中のこの番組では、かつての名選手から将来有望なオリンピック代表選手のタマゴまで、毎日、様々な選手の声を紹介している。

AUTHOR

南 喜一


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