FOLLOW US

UPDATE|2023/02/18

まもなく引退 “プロレスリング・マスター”武藤敬司がプロレス界に託すもの

(C)AbemaTV,Inc.(C)PRO WRESTLING NOAH

お笑いコンビ・くりぃむしちゅーの有田哲平とフワちゃんがMCを務めるバラエティ番組『有田哲平の引退TV』#7が、17日(金)夜9時よりABEMAにて放送された。

【写真】武藤引退について語る平成プロレスの盟友・蝶野正洋、獣神サンダーライガー【17点】

17日(金)配信の#7では、“引退”とはどういうことなのかをより掘り下げていくために、すでに“引退”を決意しているプロレス界のスーパースター・武藤敬司選手から、“引退の美学”について学ぶことに。

21日(火)に東京ドームで開催される引退試合を目前に控えた武藤選手は、引退を決意したキッカケについて、「体が動かなくなってきたから。特に股関節が痛くてしょうがない。もうダメだなと思って引退を決意しました。体さえ動けば本当に引退したくない。今はリングまでたどり着くのもやっとの状態だから」と、自身の身体と向き合った上での引退であることを告白。

そんな武藤選手を一番近くで見守ってきた、武藤選手の愛娘でありシンガーソングライターの霧愛は「真っ直ぐに立てない。その影響で膝も腰も曲がっている。立つ、歩く、座るの普通の行動がツラそうでした。引退して欲しかったです。お父さんって、ファンのことをすごく考えてるんです。ダメなことや無茶なこともやっちゃう。お医者さんが絶対にやるなと言ったムーンサルトプレスも飛びますし。体が無理でも心で体を動かしてしまう人」と、武藤選手のファン思いなゆえの行動について、複雑な心境を吐露した。

武藤選手へ、これまでにも引退を考えたことは?という質問が投げかけられると、「ない」とキッパリ。自身のことを「貪欲」と語るほど、向上心を見せる武藤選手は、引退試合についても「年間最高試合を狙っていますからね。引退試合で、“高田延彦さん、蝶野正洋さんとやってください”とか、そういう昔の思い出の振り返りみたいな試合を求めてくるファンの人もいるけど、俺は“今”を戦いたい。だから、“今”の強い内藤(哲也)選手を選んだんです」とコメント。

続けて、「内藤って、1995年の武藤vs高田戦を見てプロレスラーになろうと決めた。そして今の地位まで這い上がってきたんだって。今度は、内藤vs武藤戦を見て、今のちびっこや若者が内藤みたいになりたいって思ってくれたら」と、プロレス界の未来を内藤選手へ託していることも明かした。

さらに、引退試合では武藤選手の代名詞でもあるムーンサルトプレスが行われるのか?という質問へは、「主治医の先生に最後1回ってつっついてはいる。俺も悩んでいますよ。あとは、開けてびっくり…(笑)」と言及を避けるものの、これにはスタジオの有田も「これはやるな。俺の予想だとやるな」と不敵な笑みを見せた。

RECOMMENDED おすすめの記事