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UPDATE|2022/12/03

松坂桃李、志尊淳、横浜流星…スター俳優続々誕生、スーパー戦隊シリーズの楽しみ方

メイキング 劇場版 侍戦隊シンケンジャーより。(C)2009 劇場版「ディケイド・シンケンジャー」製作委員会 (C)2009 テレビ朝日・東映AG・東映

1975年の『秘密戦隊ゴレンジャー』から始まったスーパー戦隊シリーズ。『侍戦隊シンケンジャー』出演をきっかけに大ブレイクした松坂桃李をはじめ、今では、菅田将暉らを排出した仮面ライダーシリーズ同様、若手俳優の登竜門になっている。今回、スーパー戦隊シリーズからどれだけイケメンスターが誕生してきたかを振り返るとともに、時代に沿って変化していく、戦隊ヒーローの楽しみ方を探った。

【関連写真】画面から立ち昇ってくる凄まじさ…松坂桃李、鈴木亮平、西野七瀬ら『孤狼の血 LEVEL2』出演者【8点】

2000年の『未来戦隊タイムレンジャー』でタイムレッド役を演じた永井マサル(現在の表記は、永井大)、2002年の『忍風戦隊ハリケンジャー』でハリケンレッド役を演じた塩谷瞬、2010年の『天装戦隊ゴセイジャー』でゴセイレッド役を演じた千葉雄大ら、戦隊の中心であるレッド役を経て、ブレイクしていった俳優は多い。昭和世代の筆者としては、1988年の『超獣戦隊ライブマン』でレッドファルコン役を演じた嶋大輔も外せないところなのだが…。

そんな同シリーズから最もブレイクした俳優として必ず挙げられるのが松坂桃李だ。松坂は、2009年放送の『侍戦隊シンケンジャー』で、シンケンレッド役を熱演。そこから、バラエティ、映画、NHKの朝ドラや大河ドラマと順調に駆け上がり、2018年公開の映画『孤狼の血』では、日本アカデミー賞最優秀助演男優賞、2019年公開の映画『新聞記者』では、最優秀主演男優賞という2年連続最優秀賞受賞という快挙を達成。

その翌年には、女優の戸田恵梨香と結婚。様々な業種のスポンサーのCMにも起用され続け、人気と好感度を保ち続ける34歳。現在放送中の花王の洗濯用洗剤アタックZEROのCMでは、俳優5人による「洗濯愛してる会」という設定で出演中。松坂は、菅田将暉、賀来賢人、間宮祥太朗、杉野遥亮という今をときめく俳優陣の中で(年齢順という部分もあるだろうが)中心的なレッドポジションで出演中だ。

戦隊ヒーロー出身の松坂と仮面ライダー出身の菅田が共演しているという点も実に面白い。もしも、松坂がレッド、菅田がブルー、賀来がイエロー、間宮がブラック、杉野がグリーンでそのままスーパー戦隊ヒーローになったら…!?なんて想像も楽しいくらいに豪華なメンバーだ。話が逸れたが…、松坂は今後もドラマ、映画、CMで、まだまだレッド的ポジションで起用され続けそうな稀有な存在である。

ちなみに、この『侍戦隊シンケンジャー』のブルー役は現在ミュージカル等でも活躍中の相葉弘樹。ピンク役はモデルとしても活躍し、サッカー選手の槙野智章と結婚した高梨臨。改めて、『シンケンジャー』はかなり強力な布陣だったと言えよう。

AUTHOR

南 喜一


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