──Dream5の頃から女優志向はあったんですか?
大原 それが当時はまったくなくて、お芝居という選択肢すらなかったんです。去年、ドラマデビューをさせていただくまで演技レッスンを受けたことすらなくて。グループの活動が終了したときも、まだまだダンスをやっていきたかったんですけど、1人で踊って表現するというのは難しくて……。半年ぐらいお仕事がなくて悩んでいた時期もあったんです。そんなときにグラビアに出会いました。グラビアは着ている服や見ている景色によって、楽しそうだったり、切なそうだったり、表情やポージングで表現するんです。笑顔だけでも、いろんな表情があって、それって演じることに共通しているんですよね。グラビアが演技のお仕事をさせていただくきっかけの1つになっていると思います。
──2018年は数多くの雑誌で表紙を飾りましたが、グラビアに対する意識に変化はありますか?
大原 それが自分でも不思議なぐらいグラビアデビューした頃と気持ちが変わってなくて、毎回表紙の撮影はうれしいですし、新鮮な気持ちで現場に臨んでいます。ただ求められることが変わっていってるのは実感していて、もっと表現力を磨いていかなきゃなって思います。前はいろんな方のグラビアを見ることで勉強していたんですが、それだけじゃなくてカメラマンさんとの掛け合いの中で生まれるものも大切なのかなって思うようになりました。そのために自分の出ている雑誌を見て、グラビアで使われている写真を確認して、どういうものが求められているのか考えるようにしています。
──最後に仕事、プライベートそれぞれ今年の目標を教えてください。
大原 昨年はバラエティ、グラビア、お芝居と、いろんなことに挑戦をさせていただきました。今年はその経験を生かして、女優さんとしても成長したいと思っています。プライベートでは2つあって、自転車に乗れるようになることと自動車免許を取ることです。
──自転車に乗れないのは意外です。
大原 何度か練習したんですけど本当に乗れなくて……。お芝居には自転車に乗るシーンもあるじゃないですか。そういう役が決まってから練習するのでは遅いかなと。でも免許取得の方が先かな。親友の上白石萌歌が教習所に行くって言ってたので、私も一緒に行きたいなって思っています。
(『月刊エンタメ』2019年3月号掲載)
おおはら・ゆの
1999年10月8日生まれ。鹿児島県出身。2009年、Dream5としてデビュー。2014年には紅白歌合戦に出場。
2017年にグラビアデビューすると瞬く間にブレイク。年間30誌以上の表紙オファーが殺到している。