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UPDATE|2022/04/03

アプガ(仮)が1日6本のMV撮影を語る「1日中、常に本番みたいな感じでした」

『パーリースタリー』MVメイキングカット

アップアップガールズ(仮)が6本のMVを1日で撮影するという企画に挑戦した。監督はそれぞれ別の若手クリエイターが務め、メンバーも担当スタッフとしてそれぞれのMVに付いた。MVの公開にあわせて、ENTAME nextでは、アプガ(仮)メンバーと、それぞれの監督に直撃インタビュー。MVに込めた思いを聞いた。6回目の今回は『パーリースタリー』のMVの担当メンバーの工藤菫、そして渡邊幸朔監督のインタビュー。

【写真】「テーマは全部入り」『パーリースタリー』MVメイキングカット【6点】

――『パーリースタリー』のMV監督を務めた、渡邊さんの自己紹介をお願いします。

渡邊 工藤さんと同い年の21歳で、映像作家をしてる渡邊幸朔です。今、大学3年生でもうじき4年生なる学生兼映像監督で、約3年ぐらい映像の仕事に従事してMVやCMなどいろいろ撮らせてもらってます。

――『パーリースタリー』は工藤菫さんが担当スタッフで、全部入りというテーマのMVになりましたね。

渡邊 今回1日で6本撮るという企画だったので、その総括的なまとめみたいなものができたらいいなと思っていたんですよ。MVのテーマが全部入りって決まったときに、曲のかわいらしい雰囲気がぴったり合うなと思いました。

――事前の打ち合わせで、お2人はどんな話し合いをしたんですか?

工藤 監督に、私から『パーリースタリー』の曲やダンスのイメージや自分のアイディアをお話したんです。この曲はストーリー性がある曲で、最初は憂鬱だなみたいな感じから始まって、だんだん元気になって最後は乾杯しに行くような雰囲気の曲なんです。振り付けもそうしたニュアンスがあるので、こういうのどうですか?って監督とお話ししていきました。最初に私が寝てるシーンから始まるんですけど、そこも私が提案させてもらったんです。私が言ったことを結構反映してくださっててうれしかったですね。

渡邊 この曲は他のMVのように1本ドンっと撮るのではなく、僕はメイキング撮影も行っていたので、全部のMVについて行きながら素材を撮って行くって形だったんです。同時に、工藤さんにもムービーのカメラと写ルンですを持ってもらって、ポイントになるシーンを押さえてもらうって形にしました。作品としては、僕がみなさんの全体を撮って、工藤さんがメンバーのオフっぽい様子を内部から撮って、それを一気に総括して見せるみたいな感じです。

――演者と見てる側の両方の視点が交ざった作品なんですね。では実際の現場でのエピソードを聞かせてください。

工藤 他のMVの別カットを撮るって形なので、一度撮るタイミングを逃すとアウトなんですよ(笑)。でも、監督が「今ここで撮りましょう」って細かく指示してくださったんです。その監督の姿を見て、私と同い年なのにすごいなって思いましたね。自分もMV撮影しながら、できる限りカメラを回させていただきました。あの日は怒涛のスケジュールでみんなテンションがすごく高くて、写ルンですでも自分視点でみんなのいい雰囲気をたくさん撮れてよかったですね。私はずっと、みなさんにもっとメンバー個々のことを知ってほしいって思っていたんです。そういう姿がMVに入れば多くの方に見てもらえるぞって思いながらみんなを撮ってました(笑)。

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