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UPDATE|2021/12/17

高学歴コンビ・ロザンが説くノートの重要性「仕事を決める上でどこが足りないか把握できる」

(右から)宇治原史規と菅広文 撮影/松山勇樹


だが、なかなかできないのは、続けること。今年からノートを書こうと思って3日坊主で終わってしまった経験がある人も多いことだろう。この点を2人に聞くと、ノートを長く続けるコツは、毎日決まった時間に書くことでルーティン化することだという答えが返ってきた。

「僕は朝にノートを取ることが多いです。朝食を食べる5分前に、昨日の自分の体重と3食の食事を書き出してから、他のことも思い出していくんです」(菅)

「僕の場合は、現場でも出せるときはノートにメモを書くようにしていて、物理的に無理なときはスマホにメモします。ただ、それをメモで終わらせるのではなく、後でまとめてノートに取って“見える化”することで、情報を一元化していきます」(宇治原)

さらに続けるという観点からもう一つ重要なのが、ノートは人に見せるものではなく、「自分の頭の中を整理して、物事の理解を深めたり、記憶したりするために行うもの」という本来の目的を忘れないこと。複数のマーカーでカラフルにしたり、市販のシールでデコったり、デザインに凝った図表を使ったりして、ノートを書くのが億劫になった経験はないだろうか? あくまで大切なのは「自分が使えるノート作り」。2人が声を大にして言うのは「ペン1本で書く」ことの重要性だ。

「学生時代、ノートをきれいに書いたり、工夫して書いたりすることが目的になっている人を見かけたことがあります。それを見て『それが目的じゃないねん! そっちに力を注ぎ込んで、結局テストは何点やねん』って思いました(笑)。僕の経験上、何色も使って自分より成績が良かった人間をあまり見たことがない!」(宇治原)

ちなみに使うノートは、それぞれ違うタイプ。菅は方眼ノートで、宇治原は横書きの罫線ノート。

「方眼ノートは文字や図をきれいに書けますし、文字の大きさも変えやすいので、それによって大切な部分を目立たせることができます」(菅)

「僕は学生時代から先生が言ったことでポイントだなと思った部分は、斜めに書き入れることで差別化していました。いまだに自分の中で斜め書きが重要なので、それを一番目立たせることができる横書きの罫線ノートを使っています」(宇治原)

学生時代以来、ノートを取っていない人にとって、再びノートを書き始めるのは億劫かもしれない。しかしロザンの言うように、ノート1冊ペン1本を持って、日記感覚で気軽に書き始めれば、新たな発見があるかもしれない。

【あわせて読む】高学歴芸人・ロザンが語るYouTube仕事術「100回できるスタイルを考えてから始めた」
AUTHOR

猪口 貴裕


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