――そんな藤城さんがアイドルになったきっかけは?
藤城 服飾の大学に行っていたんですけど、3年生になっていざ就活をする時になって、やりたかったことを仕事にするのは難しいなって思って。現実はそんなに好きでもないブランドの販売員になるくらいしか見えず。そんな時にBiSHの発足オーディションがあって、BiSが好きだったのもあり思い切って受けてみたんです。BiSってアイドルらしくなくてもアイドルになれる感じがあったので。でも残念ながら落ちてしまって。
BiSHのオーディションに落ちたのがすごく悔しくて、そんな時にBELLRIG少女ハート(通称ベルハー)のオーディションがあったので受けてみました。ベルハーも元々好きだったんですけど、少女って名前も入っているので厳しいかなって思っていたんですけど受かりました。バンド好きですけど、可愛い女の子も好きで、ちょうどその頃はバンドがアイドルの曲を作るみたいなことが多かったこともありアイドル好きになっていった感じです。
――アイドル時代に思い出に残っていることってありますか?
藤城 思い出だらけなんですけど、特に楽しかったのはCY8ERで沖縄に行ったオフ会ですね。ファンが参加するオフ会のイベントでBBQをしたんですけど、CY8ERのメンバーは全員成人していたのでお酒飲んで、ファンも飲んで騒いで。楽しすぎてメンバーもファンも泣いてました(笑)。
――アイドル時代にはモデルとしてミス・スプラナショナル日本大会で3位に輝きました。
藤城 ファッションは好きで、服飾の大学に通っているときには原宿の古着屋で働いていました。当時は髪も明るくて、ハーフなのもあってよく声をかけられてサロンモデルとかをしていました。その経験で写真を撮られることには慣れていて。ミス・スプラナショナルはアイドルから世界でモデルとして活躍する人を輩出しようという大会だったのですが、その頃、アイドル活動終えたら一般人になろうと思っていたので、受ける前は興味がなかったんです。でも、世界大会はポーランドだし(藤城さんはポーランドと日本のハーフ)、アイドルでモデルっぽいのは私しかいないんじゃないか?って思って。その大会で出会った人たちにモデルとしてポテンシャルがあるって言っていただいたのもあって、モデルをやりたいって思うようになりました。今、登録している事務所もその時に出会った人がきっかけです。