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UPDATE|2021/02/23

NMB48が“ナンバトル”で得た収穫とは? 劇場公演3クールを忖度なしで徹底レポート【写真18点】

2月19日(金)きゅんmart 撮影/東由樹


■2月18日(木)LeopAje

 筆者はこのグループに1クール目で78点をつけた。理由は、「観客を公演に引き込む力がもうひとつ」とした。6グループ中5番目の評価だった。明確に悪いポイントが見当たるわけではなかったが、強烈な長所が見つけられなかったのだ。

 最初の公演が終わり、「リハーサル中にもメンバーの気持ちがまとまらなくて」(この日のMCでの横野すみれ)という状態だった。だが、2回目を迎える前にはグループがまとまったようだ。グループの力になることを各自が考え、実行に移す。これができるようになったLeopAjeは前向きになった。

 以前のチームは16人体制だったから、全員が前に出る必要はなかった。だが、今回の企画は8人が基本。少人数だから各メンバーにのしかかる負担が増えた。ステージ上でもレッスン場でもごまかしがきかない。自覚を身につけたという点で、NAMBATTLEは大きな意味があった。

 審査員の得点では暫定2位になった。だが、私としては、表情のチューニングが合っていないと感じる箇所が気になったため、どうしても90点台はつけられなかった。

筆者採点:85
NMB48

■2月19日(金)きゅんmart

 3クール目の初日でW1N-Cが高得点をたたき出し、首位を独走している。そんな状況だけに、この日のきゅんmartの出来がペナントレースの行方を大きく左右する。

 このグループの長所は、ステージに引き込む力の強さとMCだろう。

 視線を引きつけるには新人の力が必須だ。7期生・佐月愛果の成長ぶりは目覚ましい。入って一年にも満たない新人が『冬将軍のリグレット』や『アイヲクレ』といった、表情にニュアンスが必要な曲を高いレベルでこなすとは……。

 MCは相変わらず6グループで一番リズムがいい。アドリブでいくらでも持っていけるのは流石だ。渋谷凪咲と小嶋花梨の力が光っているし、他のメンバーもそれに乗っかっていける。

 審査員の採点は4人とも90点台。トップのW1N-Cに2点差と迫ったが、牙城を崩すことはできなかった。しかし、メンバーは達成感を得ていた。個人的な好みでいえば、きゅんmartが一番である。

筆者採点:95
NMB48
AUTHOR

犬飼 華


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