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UPDATE|2021/02/23

NMB48が“ナンバトル”で得た収穫とは? 劇場公演3クールを忖度なしで徹底レポート【写真18点】

2月19日(金)きゅんmart 撮影/東由樹


■2月16日(火)みっくすじゅーす

 このグループにおいて見るべきポイントは、大きくいえばひとつしかない。それは、先輩として白間美瑠が後輩をどう指導し、一体感のある集団にまとめ上げるかという点だ。それは、2点をチェックすれば事足りる。ひとつは、7期生がいかに成長したか、だ。

 YouTubeに上がっている密着映像をチェックしたところ、苦悩する白間美瑠の姿が映されていた。1期生の白間は後輩を指導する立場にある。だが、教えたところですぐ上達するわけではない。後輩を親身に教えたこともない。そのあたりを悩んでいたわけだ。

 長い間、白間はグループのリーダーである必要がなかった。1期生のなかでも年下だったからだ。ここ数年でシングルのセンターに立ったとしても、後輩への態度は大きく変わらなかった。

 だが、白間はこのNAMBATTLEで変わることを要求された。後進を指導する立場を経験する必要があった。他のグループでは、比較的キャリアの浅いメンバーがキャプテンを務めているが、みっくすじゅーすでは1期生の白間がキャプテン。彼女が重要なポジションに就いた理由はここにある。

 7期生はこの2週間で格段の進歩を遂げた。白間の指導が透けて見えた。

 もうひとつのチェックポイントは、梅山恋和の自覚をいかに引き出すか、だ。彼女の自覚が分かりやすい形で表現されること。それがこのグループの得点を大きく左右する。この日のMCで白間は、「ココナに強くなってほしかった」と話した。このグループの鍵は、恋和が握っている。それは誰もが感じている。心の内側で燃えている時期はもう終わった。

 彼女は自覚を表に出すタイプではないことは承知しているが、悠長なことを言っている時期はもう過ぎている。気持ちをパフォーマンスに乗せることができれば、もっと点数は伸びるはずだ。

筆者採点:87
NMB48
AUTHOR

犬飼 華


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