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UPDATE|2021/03/07

維新の会幹事長・馬場伸幸が井上咲楽に贈る、人生のアドバイス「積み重ねの先にある喜びのために」

左から馬場伸幸、井上咲楽 撮影/荻原大志

『月刊エンタメ』に連載中の「井上咲楽の政治家対談」、日本維新の会の幹事長を務めている馬場伸幸議員が登場。馬場議員が20歳の若者に贈るアドバイスとは。(5回連載の3回目)
※取材は1月5日に行いました

【写真】趣味や地元・大阪府堺市ゆかりの品にあふれた馬場議員の事務所

井上 お話を聞いていて馬場さんの向上心がすごいと思いました。その炎は今も燃えているんですか?

馬場 もちろん。もうかなり近づいてきたからね。内閣総理大臣(笑)。

井上 そのパワーの源はどこに?

馬場 やっぱり人生って1回やからね。前向いて、上向いて生きた方が面白いと思う。僕の経験上は。その点、波乱万丈の道を歩かしていただいて、仕事も生き方も性に合うてることが原動力になっているんちゃうかな。非常に恵まれていますよ。

井上 20歳くらいの頃はこういう気持ちで生きた方がいいといったアドバイスをいただけますか。

馬場 古臭いかも分からんけど、一歩ずつ進むことかな。「ウサギとカメ」の童話のウサギみたいに最初から高み目指してぴょんぴょん跳ねていくよりも、亀のごとく一歩ずつ。自分の経験で言えば、コックになったときにいきなり包丁を持たされて「やってみい」と言われるよりも、3カ月ぐらい皿洗いや掃除ばっかりやらされて「何か面白ないな」と思うくらい徹底的にやらされたことが良かった。料理作らせてもらえるようになったときの喜びが大きかったからね。秘書になってからも、みんなの机を拭きながら、先輩が電話で難しい話をしているのを聞き、かっこええな、と。でも、政治を知らんクソガキにできるはずがないから。地味な仕事から始めて、やっと電話を取れるようになったときの喜び言うんは、忘れられへん。最初は誰も「馬場くんいてますか?」と電話してくれへんかったのが、いろんなことを積み重ねていくうち、「馬場さんいてますか」に変わる。その喜びは、もう何物にも代えがたいからね。

CREDIT

取材・文/佐口賢作 撮影/荻原大志


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