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UPDATE|2021/02/20

“元バイトAKB”プロレスラー上谷沙弥「ずっとアイドルになりたかった私がリングを選んだ理由」

上谷沙弥 写真提供・スターダム



「私は小さいころからダンスをやってきて、ラスベガスでの世界大会にも出場しているんです。そしてEXILEさんのバックダンサーとして東京ドームやさいたまスーパーアリーナのステージにも立たせていただいたんですが、やっぱりバックダンサーをやっていると『もっと前にに出たい!』という気持ちになってくるんですよね。ちょうどAKB48の人気がものすごい時期だったのでアイドルの道を目指しました」

13,246人もの応募者の中から見事、合格した上谷沙弥は「バイト」とはいえ、アイドルとして大きなステップを踏む。そのダンスのスキルが認められたのか、チームAの劇場公演ではバックダンサーに抜擢され、AKB48劇場のステージも踏んだ。選ばれし者しか立てない舞台にしっかりと足跡を残す、というバイトの枠を超えた貴重すぎる経験だ。

ちなみにこのときの「同期」には現在、HKT48の主要メンバーとして活躍する松岡はながいる。彼女は当時、48グループが開催していたドラフト会議においてHKT48から1位指名され、その後、シングル曲のセンターも複数回、務めている。

「私のこと、覚えてくれていますかね(苦笑)。当時はよくしゃべったりしていたんですけど、本当に遠い存在になってしまって……私がプロレスで実績を残すことができたら、またいつか一緒にお仕事をしてみたいですね。エンタメさんで対談を組んでください(笑)」

同じバイトAKBを起点として、そこからHKT48のセンターまで登りつめた者と、大きく回り道をしてしまったものの、まったく別のルートから日本武道館の「主役」となった者。たしかにこのドラマはなかなか興味深いものがある。

AUTHOR

小島 和宏


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