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UPDATE|2021/01/16

BiSH セントチヒロ・チッチが感じた責任「私の言葉でその子の人生も変わってしまうかも」

セントチヒロ・チッチ 撮影/武田敏将


――今回のオーディションを通してチッチさんが得たものは何ですか?

チッチ これまで合宿に参加した指導役のメンバーを見ていると、そもそも行きたくないとか、合宿の最中も気持ちが落ちてしまう子が多かったんです。でも私は不思議と楽しみで。そりゃあ朝走るとかデスソース(※参加者の食事にデスソースが無作為に入っているオーディション合宿恒例の洗礼)とかは嫌でしたけど、人が好きなので、新しい子たちと出会って、その子たちが変わっていく場面に一緒にいられるのが楽しかったです。私自身も、その子たちと向き合って言葉を伝えることで、すごく成長できているなと毎日感じられました。BiSHのメンバーに対しても、言いたいことは絶対に言うので、そこのスタンスは変わらないんですけど、これからWACKに飛び込もうとしている後輩と関わるのは責任感も大きいです。私の言葉ひとつで、もしかしたらその子の人生も変わってしまうかもしれない。そういうプレッシャーもありましたけど、覚悟を決めて候補生と接しました。

――最後に2021年の目標を教えてください。

チッチ 2020年はコロナ禍でBiSHとしてやりたかったことがほとんどできなくて。でも、そんな状況だからこそ、初のベストアルバムや3.5thアルバム『LETTERS』のリリースなど、新しく生まれたものもたくさんありました。それに会えないことで生まれたメンバーや清掃員(※ファンの呼称)への愛情もあって、いろいろなことに気付けた年でした。その気付きを2021年は活かして、BiSHなりの愛の形を言葉で伝えることの大切さをメンバー一人ひとりが噛みしめて、何にも臆せずにぶつかっていける年にしたいです。

WACK
▽『らいか ろりん すとん-IDOL AUDiTiON-』
1月15日(金)よりテアトル新宿ほかにて全国順次公開
監督:岩淵弘樹 バクシーシ山下 エリザベス宮地
プロデューサー:渡辺淳之介
撮影:岩淵弘樹 バクシーシ山下 エリザベス宮地 白鳥勇輝
出演:BiSH BiS EMPiRE CARRY LOOSE 豆柴の大群 GO TO THE BEDS PARADISES WAgg オーディション候補生
配給:松竹 映画営業部ODS事業室/開発企画部映像企画開発室
2020年/82分/ヴィスタサイズ/2.0ch ステレオ/(C)WACK.INC

『らいか ろりん すとん-IDOL AUDiTiON-』公式サイト
http://rolin-ston-movie.com/
AUTHOR

猪口 貴裕


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