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UPDATE|2020/12/04

【アイドルたちのコロナ禍】ももクロの妹分・アメフラっシ(後編)「20分のライブが運命を変えた」

アメフラっシ



まったく告知をせずにゲリラ的に行われたアメフラっシのライブ。ひょっとしたら視聴者から「こんなの見たくない」というブーイングが飛ぶかもしれない。いや、配信ライブなので、たくさんの視聴者が画面の前から離れてしまう、という事態も考えられたのだが、自粛期間中に蓄えられたパワーとスキルがステージ上で大爆発! 

「えっ、アメフラっシってこんなに歌がうまかったっけ?」「迫力がすごい!」と絶賛の声がSNS上で飛び交い、その流れで7月の配信ライブのチケットの売れ行きがグーンと伸びた、という。幕間に行なわれた、わずか20分のライブが4人の運命を変えようとしていた。

「この世界で成功するのは運も必要、という話はよく聞きますけど、本当にあの日からアメフラっシに運が向いてきたような気がするんですよ、不思議なぐらいに」

そうメンバーは語るが、本当は不思議でもなんでもないのだ。4人がSTAYHOME期間中に努力を怠らず、ひたすら前だけを向いてきたことが引き寄せた「強運」なのだから。

運という意味では、今年の1月からスタートしたweb連載『毎週アメフラっシ!』でも、それを強く感じることがあった。

タイトルのとおり、毎週更新しなくてはいけないので、コロナ禍で取材ができなくなってしまうと連載をストップせざるを得ない。インタビューはリモートでなんとかするとして、これまで撮りおろしの写真で構成してきたので、それがなくなってしまうと連載としてパワーダウンしてしまう。

だが、1月に撮影をしたときにカメラマンがノリまくって大量に写真を撮っていた。こんなにたくさんあっても、とそのときは途方に暮れていたのだが、そのストックがコロナショックを跳ね飛ばした。偶然、撮っていたオフショットがメンバー同士の対談にも使えたこともあって、長期に渡った自粛期間のあいだも一度も休載することなく継続できたのだ。

そのおかげでアクセス数はどんどん伸びていき、連載の延長も決定。さらにその人気が高く評価されて、初のフォトブック発売へとつながっていった。

AUTHOR

小島 和宏


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