──基本的にインドアなんですね。
谷 スポーツ全般が苦手というのもあるし、小学・中学・高校と全て受験で入っているので、ずっと塾通いだったんです。だから遊びに出かける時間もほとんどなくて……。高校は大学付属(法政大学女子高校)に入ったので塾から解放されて、それまでのうっぷんを晴らすように遊びまくりました。いわば高校デビューですね。
──それまで厳格だった親の反応はどうだったんですか?
谷 高校生になったら、「とりあえず大学に行ければいいよ」という感じで何も言われなくなりました。学校自体もすごく自由な校風で、私服で通ってよかったので、授業が終わったら、そのまま渋谷に行って遊んでいました。自由さに惹かれて選んだ学校だったから、すごく楽しかったですね。
──大学生になってからも遊んでいたんですか?
谷 いや、周りが大学デビューとばかりに飲み会やサークルで盛り上がっている中、私は高校デビューでたくさん遊んだのもあって逆に落ち着いちゃいましたね。いまだに高校時代の友達からは、「よくぞここまで落ち着いたね」って言われます。
──大学時代に、アナウンサーが多く在籍する事務所のセント・フォースに所属しますが、どういう流れで入ったんですか?
谷 最初の話に戻りますが、就活で漠然とアナウンサーになりたいなと考えていたときに、知り合いがセント・フォースを紹介してくれて、スカウトみたいな形で学生キャスターをすることになりました。