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UPDATE|2020/11/04

【独占ルポ】HKT48新劇場初日、松岡菜摘が涙でひと言 「アイドルやっててよかった」(後編)

HKT48 オープン記念公演 (C)Mercury



これまでは音源やMVでしか聴くことができなかった楽曲ではあるが、「あの衣装」で「あのダンス」と併せて聴くことで曲の印象は大きく変わる。ぜひとも新劇場と一緒に育っていってほしいものである。

松岡はなと同期のドラフト2期生・村川緋杏がセンターを務める『HKT城、今、動く』、歌詞が『BOSS E・ZO』や『博多マルイ』といった2020年11月2日現在にアップデートされた『HKT48』と続き、48人全員がステージに立って歌う『引っ越しました』で締めくくるラストスパートは見事な流れ。劇場公演は当然のことながら、HKT48の武器にして魅力でもあるコンサートも早く見たくなってくる構成だった。

約1時間半の公演が終わり、外に出ると、雨はすっかり止んでいた。

天気がよければ、空には満月がでているはず。思わず天を仰ぎ、満ちた月を探したが、さすがにそこまでドラマティックな話はそうそうない。

11月6日からくじ引きで決まった7人体制のユニットによる『博多なないろ公演』がこの新劇場でスタートする。

本来ならば、こういう次なる展開は公演の中でサプライズとして明かされるものだが、あえてそれをせず、公演終了30分後にホームページで発表したのは、この「特別な一日」の余韻を消さないため、だったのだろう(すべての観客が劇場を出たあとに情報がアップされている)。

これから「日常」が戻ってくるまで、新劇場ではさまざまな試みが行われていくことだろう。いつでも公演のできる場がようやく戻ってきた今、HKT48の加速はきっと止まらない。
AUTHOR

小島 和宏


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