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UPDATE|2020/11/04

【独占ルポ】HKT48の新劇場がついにオープン、記者が目撃した“ステージと客席”涙の応酬(前編)

HKT48(C)Mercury



本来であれば地下鉄で唐人町駅まで出て、そこから少しずつ気持ちを高めながら徒歩で向かう、というのが王道ルートなのだが、小雨が降ったり止んだり、というグズついた天気だったので徒歩ルートを回避し、博多駅から最寄りの「九州医療センター」までバスで向かうことにした。

とはいえ、はじめて新劇場に足を運ぶわけで、バスを降りて、すぐに劇場の場所がわかるのか? という不安もいささかあったのだが、なんということはなかった。バスを降りたら、その対面に新劇場が入っている商業施設『BOSS E・ZO FUKUOKA』がデーンと鎮座していた。しかも、施設名がドーンと書いてあるので迷いようがない。これでひと安心だ。

開場10分前。

劇場の中に入ると、もうすぐお客さんが入ってくるというのに、客席でなにやら作業が行われていた。

話を聞くと、ファン有志一同から贈られたお祝いの垂れ幕を飾っているのだという。

コロナ対策で最前列はすべて空席となっているので、そこに垂れ幕をセッティングする。お客さんからは見えないが、幕が開いたとき、メンバーだけが目にすることができる。なんとも粋な心遣いではないか。

18時。

なにもかもがまっさらな新劇場に、続々とお客さんが入場してくる。

入口でその光景を見ていたら、(HKT48運営会社の)前田社長がそこに立っていて、お客さん1人ひとりに頭を下げて「いらっしゃいませ」とお出迎えをしていた。

前田社長はつい先日、メンバーがレギュラー出演している『オケハザマってなんですか?』(RKB毎日放送)にゲストとして登場したばかりなので、九州在住のファンであれば、みんな見ていたはず。それもあって、まさかのお出迎えにびっくりしている人も多かったが、新体制移行のタイミングとコロナ禍が重なってしまったため、運営の顔がファンから見えにくくなっていたことを考えると、現場でのこういう対応は非常に大事なことだと思う。

AUTHOR

小島 和宏


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