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UPDATE|2020/10/31

HKT48の“16歳”エース渡部愛加里がコロナ禍で見せた“大人顔負け”の冷静さ&ポジティブ精神

HKT48 渡部愛加里



まさにそんなタイミングで開催されたのが昨年のTIF(TOKYO IDOL FESTIVAL)だった。初日、野外ステージのSMILE GARDENでHKT48のパフォーマンスを見ていたら、普段、HKT48を取材していない記者たちから「今、センターでみくりん(田中美久)と一緒に歌っているのは誰?」と聞かれた。

1曲目の『早送りカレンダー』では田中美久と渡部愛加里がセンターを務めていた。「顔も名前も知らないけど、めちゃくちゃステージ映えするし、いいパフォーマンスをするなぁ、と思って」と言われたので、すぐに彼女について説明をした。

やはりドラフト1位で指名される子は、独特のオーラを放っているのだろう。アイドルになる前から、ドラフトという場で際立って目立っていたから1位指名を受けるわけで、それは当然のことでもある。

ステージで輝いてさえいれば、こうやってファンだけでなく関係者にも「見つかる」チャンスがいくらでもあるのだが、コロナ禍はステージごと奪っていった。そのステージが新劇場という、最高の形で帰ってくる。きっと、これから劇場の主役になるのは若い世代だ。HKT48は11月26日に9周年を迎えるが、まだ高校生のメンバーは6年後の15周年のステージにも立っている可能性が高い。そう考えると若いメンバー層が厚く、充実しているHKT48の未来は非常に明るい。

「HKT48って、みんな仲良くて明るいイメージがあると思うんですけど、本当にそうなんですよ! 先輩方も本当に優しいので、私たちも自分を出しやすいというか“素”を出しやすいんですよね。だから、HKT48って“自分らしくいられるグループ”だなって、すごく思います。

グループ全体の雰囲気っていうのは、メンバーが変わっても、きっと変わらないと思うんですよ。だから、いまのグループの良さをこれからは私たちがちゃんと引き継いでいかくなちゃいけないなって。新劇場でもがんばります!」

昨年の横浜スタジアムで「運命」を感じた、という渡部愛加里だが、新劇場のオープン日が1期生の生配信によってアナウンスされた10月18日は、なんと彼女の16歳の誕生日当日だった。一生忘れることがないであろう日付が新劇場の歴史に刻まれた渡部愛加里が申し子として、まっさらなステージで躍動する日が週明け、ついにやってくる。来年の10周年に向けて、そして15周年、20周年に向けての新しい歴史がはじまる――。

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AUTHOR

小島 和宏


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