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UPDATE|2020/08/06

青春高校3年C組・頓知気さきなが溢れ出る“グラビア愛”を熱弁「元々可愛い女の子が好きだった」

頓知気さきな(C)週刊ヤングジャンプ 撮影/細居幸次郎



――他に80年代グラビアの特徴というと?

頓知気 写真がフィルムというところですね。今の主流であるデジタルと比較すると、全体的にフィルムのほうが画質が粗くて、彩度が強い印象です。最近の(デジタル)写真はホワイトの色味が強く、はかなくてきれいな感じの仕上がりになるんですが、私としては海の青や肌のオレンジなど色味がパキッと強いほうがどちらかというと好みなので、フィルムで撮られた昔のグラビアが好きです。

――やはりグラビアにおいて「色味」は大事?

頓知気 結構気にします。私は特に「質感」を一番気にするかも。質感はカメラマンさんによって個性が出る部分だと思うし、「このカメラマンさんの質感、好きだな」と思ったりもしますね。

――では、頓知気さんが「この方が撮る写真の質感が好き」と思うカメラマンは?

頓知気 80年代頃から『ヤングマガジン』(講談社)などでグラビア撮影をされていた野村誠一さんです。「90年代はふわっとぼやけさせた写真が流行した」と聞いたことがあるんですが、野村さんはそういった写真をよく撮られていて、幻想的な感じですっごくエモいんです! まるで夢の中の1枚というか、神様的というか、まるでfemme fataleみたいな(笑)。私はそういった写真を「湿度が高い」「文学的」と表現しているんですけど、誰も見ちゃいけないものを見てしまったような感覚になれるんですよ。

――野村さんが撮影したグラビアの中でも、特に印象に残っているものは?

頓知気 南野陽子さんですね。南野さん自身がミステリアスと言うか、陽の中に陰が見えるような雰囲気を持っていらっしゃるから、野村さんの写真とマッチしてさらに妖しさが増して危うく見えて……私の胸に刺さりました。あと、南野さんように女優さんや演技のできる方はグラビアでも撮られるのがうまくて、「深さ」があると思います。表情一つにも、そこに深さが感じられてドキッとさせられますね。

※後編「ずっと大好きなのは大原優乃ちゃん!」はこちらから(6日午前11時30分に公開予定です)


▽とんちき・さきな
「青春高校3年C組」(テレビ東京)の生徒。青春高校3年C組の2ndシングル『好きです』のセンターを務める。Twitter(@tonchiki_3C)
AUTHOR

左藤 豊


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