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UPDATE|2020/06/20

半生が小説に、蒼井そら「支えてくれたお母さんのあの言葉を私も言えるかを考えている」

蒼井そら(撮影/西邑泰和)

蒼井そらの半生を、作家・藤原亜姫がストーリー化した小説『夜が明けたら 蒼井そら』(主婦の友社)が6月19日(金)に紙版と電子版で発売された。

2002年6月にグラビアデビューした蒼井そら。それから4年間、日本を代表する国民的セクシータレントとして、グラビア、バラエティ、アダルトビデオ、Vシネマなどで幅広く活躍。2018年1月に結婚し現在は双子の母だ。中国でもタレントとして活動し、中国版Twitter・Weiboではフォロワー数1900万人を超える。今回、小説化のために約5カ月間にわたってインタビューを受けたという蒼井そらに、小説と自身の半生を改めて振り返ってもらった。(3回連載の3回目)

インタビュー(2)「フォロワー数1850万人・蒼井そらが語る中国での活動とSNSとの付き合い方」から続く

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──蒼井そらさんにとってお金とはどんな存在ですか?

蒼井 小さい頃からお金の大切さは親に教えてもらっていました。うちは自営業だったので、集金があったんですよ。そうすると家に大金がある日もあって。でも、「これはうちのお金じゃないからね」というのを教えてもらっていました。あとお母さんの財布を絶対に触っちゃダメと言われていたので、今でも触れるのは怖いです(笑)。大人になって、お母さんに「財布から千円とって」と言われただけで、「え? いいんですか……開けますよ?」って気持ちになります。うちの兄妹は、みんな同じ認識だと思います。AVを始めたときも、大金が入っても絶対に壊れちゃダメだと思っていました。

──大金を前にして浮つくことはなかったんですか?

蒼井 最初は自分が欲しかったものをバーッと買いましたけど、お金がなかったときに欲しかったものって、「LOVE BOATで、いっぱい洋服を買う」とかそれなりなんですよ。(笑)。ブランドのバッグが欲しいってタイプでもなかったですし、この生活がずっと続くわけではないと分かっていたので貯金していました。

──徐々に金銭感覚が狂う方も多いと思います。

蒼井 そういう話も聞いていたので、自分はそうなりたくないって気持ちが強かったです。私の学生時代は時給が700円ぐらいでしたけど、今でもお仕事をすると時給換算する癖が抜けないんですよ(笑)。

──本書にはご家族との撮りおろし写真も登場しますが撮影はいかがでしたか?

蒼井 家族写真って撮ったことがなかったので、すごくうれしかったです。ただ夫のノンさんと撮るのは照れ臭かったです(笑)。

──どんな家庭を築きたいですか。

蒼井 何でも話せる家族にしていきたいです。秘密にすることなく、ちゃんと子供と話し合える関係性を築きたいですね。
AUTHOR

猪口 貴裕


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