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UPDATE|2020/06/15

『乃木坂工事中』でバナナマンもべた褒め! 乃木坂46・鈴木絢音に非の打ち所なし!?

アイドル番組定点観測 第69回

雑誌やweb媒体でアイドルの記事を数多く執筆するライターの左藤豊氏が、1週間アイドルたちが出演するレギュラー番組や冠番組をチェック。その週、テレビで輝いていたアイドルたちについて思い入れたっぷりに語ります。第69回となる今回の観測期間は6月8日(月)~6月14日(日)。

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6月14日(日)放送『乃木坂工事中』(テレビ東京)は前週に引き続き、乃木坂46メンバーが自分にとって人生の分岐点となった放送回を振り返る「私の神回」。

寺田蘭世や梅澤美波らが思い出を語る中、筆者として印象的だったのは鈴木絢音のチョイス。彼女といえば、フィーチャー回「乃木坂46イチのクールガール 絢音ちゃんの笑顔が見たい!」(16年)だったり、あるいは番組内のゲーム「水風船キャッチ」の名手としてもファンの間ではおなじみですが、彼女が「神回」として選んだのは「センス見極めバトル」(17年)で小説の書き出しを執筆し、見事メンバーを騙した瞬間。騙すためにあえて彼女は「文学的に秀でた作品っぽく書く」という高等テクニックを使い、その文才でメンバー、MCのバナナマン、視聴者を驚かせた回でした。

確かに「~笑顔が見たい!」は鈴木にとって受け身の企画だったし、「水風船キャッチ」も偶然の産物。それに対して「センス見極めバトル」は自ら思案して生み出したものが評価された回だったので、彼女にとって大きな手応えがあったのでしょう。

それにしても、2013年の乃木坂46加入当時から鈴木を知る人は、今こうやってバナナマンと談笑する姿を見るだけでも感慨深いものがあるのでは? よくよく考えれば彼女は演技力に定評があり舞台や映画に立て続けに出演しており、文才だけでなく飛行機の分野で博識だったり、趣味で作曲を手掛けたり、水風船キャッチができる身体能力も持ち、ビジュアルもすっかり洗練されて、ああっもう非の打ち所がない! バナナマン・設楽統が鈴木をべた褒めした気持ち、分かります……!

AUTHOR

左藤 豊


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