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UPDATE|2020/05/21

【本人直撃】クロちゃん、おうち時間に自炊した料理に批判殺到、本人は「書籍化も視野に」の弁

安田大サーカス・クロちゃん(写真提供:本人)


それにしても驚かされるのはメニューのオリジナリティである。普通、料理の初心者はレシピサイトや本を参考にするものだが、クロちゃんの場合は完全なる独学。しかし、そのユニークすぎる料理にも“原点”は存在するようだ。今から23年前、クロちゃんは出身地・広島を離れ、短大に通うため京都で1人暮らしを始めることになった。その際に母親が教えてくれた「広島お好み焼き風野菜炒め」がそれだ。

「これはキャベツと卵とアルミホイルさえあれば作ることができる優れもの。お金に余裕があるなら、ウインナーを入れるのもアリです。キャベツをザクザク切って炒めたあと、溶いた卵をかけ、最後に蓋代わりのアルミホイルを乗せて軽く蒸す。要するに広島風お好み焼きをイメージしていただければOKです。味付けですか? そんなのは適当ですよ。というか食べるときはおたふくソースをドバドバかけるから、味なんて何だっていい」

クロちゃん
広島出身のクロちゃんにとって、おたふくソースは必須アイテム。何にかけてもバッチリ合うと語る

クロちゃん
フリーダムな発想のうえに成立するクロちゃん料理。参考文献など一切存在しない

いかにも自炊リテラシーが低い暴論ではあるが、一連の料理はこのメニューが基本形となっている。コロナ禍を機に15年ぶりに包丁を握ったクロちゃんは「俺、意外に料理イケてるじゃん」と根拠なき自信を深め、さらに独自の道を進むようになった。現在、キッチンに立つ際に意識しているのは「誰でも作れるような料理」だという。

「世の中に出ている初心者用の料理メニューって、本当の未経験者からすると、それでもまだ敷居が高いんですよね。その点、“クロちゃんクッキング”は誰だってまったく苦労せずに作れますから。ニーズは確実にあるだろうし、書籍化も視野に入れています。『クロちゃんでも料理できるのか。だったら自分も……』って初心者を勇気づけてあげたいんですよ」

クロちゃん
左)「子持ちシシャモ+ゆで卵+コーン+大葉」という珍妙な組み合わせ。栄養バランス的には悪くなさそうだが……
右)クロちゃん流の野菜カレー。野菜をライスの代わりにして、糖質を抑える。「マヨネーズでクロちゃんの顔も書いて出来上がりだしんよー♪」

AUTHOR

小野田 衛


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