FOLLOW US

UPDATE|2020/04/22

HKT48の田島芽瑠&松本日向、先輩後輩を飛び越えた“化学反応コンビ”の絆(後編)

松本日向、田島芽瑠 撮影/佐賀章広



──さて、今回の新曲ではそんな2人が揃って選抜入りしました。

松本 私は選抜メンバーだけじゃなく、HKT48全員のメンバーたちの想いも背負って、その子たち以上の努力をしないといけないなって思っています。やっぱり日向が選ばれたことに対して「何で?」って思っている方もいると思うんです。それって悔しいし、なんとか頑張って、何か形を残したいんですよね。それが私にとっての成長になるのかなって。

田島 全ての人に認められるなんてことは、本当に難しいし、そこはまだ焦らなくても大丈夫だよ!

松本 それでも小田(彩加)さんとか、(宮崎)想乃は前回、選抜に入っていたから、絶対に悔しいと思っているだろうし、絶対に燃えているはずなので、私も負けないようにしないと。こうやって同期同士で刺激を与えていければいいですね。

田島 そっか、同期かぁ……確かにね、1月にTDCホールで行ったHKT48のコンサートでは2期生が私しかいなくて、寂しい思いをしたのね。今までは(朝長)美桜がいたし、他に同期が誰もいないなんてことはなかったから。それだけに今回、同期のじーな(神志那結衣)が選ばれたのは、自分のことのようにうれしかった! じーなは前回の選抜から結構、時間が空いちゃったんだけど、毎回、選抜に入れなかった悔しさを表に出してきたし、それを必ずバネにしてきたのね。そういう諦めない気持ちとか姿勢が、今回の選抜につながったと思うので、後輩たちにも、そういう姿勢を学んでほしいと思う。

──同期って大事ですね。

松本 4期は(月足)天音が卒業しちゃったんですけど、他の子は残っています。

田島 なんか2期と4期って似ているところ多いと思う。1期と3期は王道アイドルって感じだけど、2期と4期は個性派揃いで。だから4期を見ているとHKT48の未来は明るいなぁ~って。今回は前回のシングルから1年空いてしまって、ファンのみなさんにはお待たせすることになったんですけど、私たちにとっては「必要な1年」だったと思うんですよ。この1年のメンバーの努力だったり、いろんな試みがあってこその「新しいHKT48」だと思うので。

松本 確かにそうですね!

田島 今回、後輩のメンバーたちが目の前にたくさん並んでいることはすごくうれしいし、私たちもやれることをしっかりやらなくちゃって改めて思った。

──その先には新劇場のオープンも待っています。

松本 私たちは前の劇場を知らないんですよぉ~。

田島 そっか、もうそういう世代がいるってことか! 私たちは私たちで前の劇場のオープンには間に合っていないので、今回、新劇場のオープンに立ち会えるのって、なんか不思議な気持ち。専用劇場に帰ってこれる、という思いと同時に、ここからが新しいスタートなんだって。頑張ろうね!

松本 はい! また悩みがあったら相談させてください。美味しいものを食べながら(笑)。

(取材・文/小島和宏)


▽田島芽瑠(たしま・める)
2000年1月7日生まれ。福岡県出身。B型。チームH所属。2期生。ニックネームは「める」。読書家で知られるハイテンションガール。ウェブサイト「小説丸」で「読メル幸せ」というブックレビューを連載中。

▽松本日向(まつもと・ひなた)
2000年12月11日生まれ。大阪府出身。AB型。チームTII所属。4期生。HKT48のビジュアルユニット「Chou」の一員でモデル級のプロポーションを誇るが、話すとバリバリの関西弁で天然が炸裂する。

▽HKT48 13thシングル 『3ー2』(さんひくに)
2020年4月22日(水)発売
AUTHOR

小島 和宏


RECOMMENDED おすすめの記事