──となると、選抜から外れていたこの約1年半はずっと悔しさを抱えながら活動してきたのでしょうか?久保 はい。だからこそ、劇場公演や握手会にもっと力を入れようと思って活動してきました。公演ではファンの方とのアイコンタクトをもっと増やそうと意識したし、握手会では以前よりフレンドリーに自分らしく接することを意識していました。
──なるほど。「AKB48にとって唯一無二の存在になりたい」という決意も語っていましたよね。久保 今まではずっと「憧れの先輩みたいに私も輝きたい!」と思っていたんですけど、1つのグループに同じような人間が2人いるのってどうなんだろう、と思って……。
──憧れの先輩のコピーになっても意味がない、と?久保 そうです。だから私は私で唯一無二の存在になって、私がこれからのAKB48の新しい歴史を作りたいって思っています!
──おおっ、力強い!久保 最近は、“フレッシュ選抜”として(後輩の)16期生やドラフト3期生と一緒に活動することも多かったので、先輩として「自分が引っ張る」という意識も芽生えてきました。
──そして、これから目指すはAKB48のセンターですね!久保 はい! そしてAKB48としての活動だけじゃなく、個人でもお仕事ができたら。私は動物が好きなので、『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ)さんのような番組に出てみたいです。ホワイトタイガーの赤ちゃんに会うのが夢なので、それをかなえたいです!
(取材・文/左藤豊)
▽久保怜音(くぼ・さとね)2003年11月20日生まれ、神奈川県出身。O型。ドラフト2期生。チームB所属。ニックネームは「さとぴー」。2015年5月、「第2回AKB48グループ ドラフト会議」において、AKB48・チームKに第2巡目で指名される。48thシングル『願いごとの持ち腐れ』で表題曲選抜メンバーに初選出。2020年1月にTDCホールにおいて、初のソロコンサートを開催。Twitter:@AKB48K5