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UPDATE|2020/02/08

『ゴッドタン』で飲み姿が可愛いと話題に、源藤アンリ “友達ゼロ”の闇に迫る

源藤アンリ 撮影/松山勇樹 取材・文/猪口貴裕


──昔から対人関係は苦手なんですか?

源藤 ちっちゃい頃からですね。何を喋ったらいいか分からないし、ドキドキするし。本当の自分じゃない自分を見せないと一瞬で嫌われると思ってしまうんです。

──仲の良い人には本当の自分を見せられるんですか?

源藤 仲良くなってくると素で喋れるようになりますけど、陰で悪口は言われるので気を付けるようにしています。

──実際に自分の陰口を聞いたことはあるんですか?

源藤 あります。「とにかく、あいつはヤバい」とか「社会不適合者だ」とか。

──女性同士のグループだと、そういう陰口が多そうなイメージですが……。

源藤 だから苦手ですね。ただ大学では「チロリアンガールズ」って女の子6人組のグループを作って、一緒に行動していました。

──グループ名の由来は?

源藤 メンバーの1人が、たまたまチロリアン柄の靴下を履いていて、そこからです。一緒に遊んで、「これがチロリアンガールズのポーズ」とか言いながらポーズを決めてプリクラを撮って。ダサかったですね(笑)。

──6人も友達がいれば十分じゃないですか。

源藤 ただ、その中で、1対1で遊びに行く子は1人もいなかったです。6人では遊ぶけど個人では仲良くない、みたいな感じで、お互いに陰で悪口を言い合っていたんです。

──めちゃめちゃ陰険なグループじゃないですか(笑)。女子同士のマウントの取り合いとかも苦手そうですね。

源藤 苦手でしたし、いつもマウントを取られていました。

──それに対して口答えはしなかったんですか。

源藤 最初はしなかったので、家に帰ってから「なんで傷つくことをハッキリ言うんだろう」って毎日のように泣いていました。ただ徐々に慣れてきて、みんなで遊ぶってなったら、ドキドキしながらも「言われたら絶対に言い返そう」と思って戦闘態勢で行くんですよ。

──だったら行かない方がいいでしょう。

源藤 そうなんですけど、自分には友達がいないと思いたくなかったんですよね。

──今でもチロリアンガールズのメンバーとは会っているんですか?

源藤 大学卒業後は一切会ってないですね。

──大学卒業後に、新しい友達はできたんですか?

源藤 卒業後は1人もできてないです。今年のお正月も、友達からは1人も「明けましておめでとう」ってメッセージが届かなかったです。寂しかったですよ……。

──たとえば源藤さんの出演したバラエティ番組を見て、チロリアンガールズから「テレビ観たよ」みたいなLINEは届かないんですか?

源藤 全員ブロックしました(笑)。じゃないと上から目線で、「新しいこと始めたんだ。芸能界に入りたかったんだ」って絶対に来るんですよ。そういうことで傷付きたくなかったんですよね。ストレスは一切溜まらないんですけど、寂しさはありますね。
AUTHOR

猪口 貴裕


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