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UPDATE|2020/02/08

『ゴッドタン』で飲み姿が可愛いと話題に、源藤アンリ “友達ゼロ”の闇に迫る

源藤アンリ 撮影/松山勇樹 取材・文/猪口貴裕


──では大学時代は、学校以外の時間をどうやって過ごすことが多かったんですか?

源藤 学校が終わったら直帰で、お母さんとテレビを観ながら一日を終える、みたいな。

──大学卒業して22歳で芸能界に入るって親に反対されませんでしたか。

源藤 そういうことに反対する親ではないんですよ。ただ私は自分の心の内を話すのが苦手なので、ずっと芸能界に憧れていることは秘密にしていました。事務所に入ってからも言ってなかったです。たまたまテレビを観ていたら私が出ていて知ったみたいです。ただ私がとやかく言われるのが嫌なのも分かっているので、「まあ頑張れば」ぐらいの感じです。

──他人みたいですね(笑)。事務所に入った当初は仕事も少ないでしょうし、バイトもしないから時間も有り余っていたんじゃないですか。

源藤 いつもNETFLIXで『ゴシップガール』とかの海外ドラマを観ていました(笑)。そんな毎日が続いていたので焦って自分でプロフィールを作って、事務所のマネージャーさんたちに配っていたんですよ。マネージャーさんも名前ぐらいは知っていると思いますけど、直接渡してお話した方が覚えてもらえるかなと。それがきっかけでオーディションのお話も頂けたので、多少の効果はありました。

──オーディションの結果はどうだったんですか?

源藤 幾つかCMのお仕事は決まりました。ただ今もなんですけどお芝居のオーディションは、なかなか受からないですね。

──あまり自己アピールは得意じゃなさそうですよね。

源藤 確かに……。最初は「何もできませんけど頑張ります」って言ってました(笑)。今は特技とかを披露してますけど。

──特技というと?

源藤 回し蹴りとか河童のモノマネとか。

──事務所のプロフィールには「特技 メルカリ、早着替え」というのも書いてありますね。

源藤 メルカリで物を売って月に25万円ぐらい稼いだことがあります。そんなに高い商品じゃないんですけど、たくさん数を売りました。トータルで80万円以上は売ったはずです。バイトをしない分、メルカリで収入を得ていたんです。早着替えは、今はやってないんですけど、ジャケットを着たまま一回転したら、インナーのTシャツが一瞬で変わります、みたいな。

──それは地味にすごいですね。自分で考えたんですか?

源藤 YouTubeで観ました(笑)。

──パクリですか(笑)。趣味に挙げている「ビル巡り」も気になりますね。

源藤 丸の内、汐留、西新宿、赤坂あたりのオフィス街が大好きで、街並みに近未来的な雰囲気を感じるんです。そこにいると物語の登場人物になれた気がして、ボーッと眺めているのが好きなんですよね。

──女優志望のはずが、バラエティのお仕事が多いことについては、どう思っているんですか?

源藤 バラエティのお仕事は好きですし、自分からお笑い芸人さんとの会話を盛り上げることができたら、もっと楽しくなると思います。ただ私は対人関係を築くのが苦手なので、そこがいつも不安です。
AUTHOR

猪口 貴裕


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