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UPDATE|2020/02/01

『ゴッドタン』の神エピソードで大反響、永井すみれに聞く“下積み時代”

永井すみれ 撮影/西邑泰和


──昨年はNETFLIXオリジナル映画『愛なき森で叫べ』に出演しましたが、園子温監督の演出はいかがでしたか?

永井 テレビなどで見る姿だと、めっちゃ怖いイメージがあったんですけど、今までお仕事した監督さんの中で一番優しい方でした。お芝居の指導も、「ここはそうじゃない」ではなくて、「ここは、こうやってみよう」とか「こういうテクニックがあるんだよ」とか一から具体的に教えてくれるんです。

──女優業の一方で、『ゴッドタン』の「ウソをつけない女オーディション」に出て話題になります。それまでバラエティの出演経験はあったんですか?

永井 ほとんどなかったです。ただ出たい気持ちはあったんですよ。そしたら「何でも正直に言っちゃう女の子を募集してます」って事務所経由で聞いて、オーディションを受けて、ひたすら下ネタだけ話していたら合格させて頂きました(笑)。オーディションは飲み会のテンションで行こうと決めてたんですよね。

──それで後に「Truth」を結成する、永井さん、石原由希さん、鎌沢朋佳さんが受かったんですね。放送後の影響は?

永井 かなりありました。街で声をかけられることが増えましたね。一人でお茶をしていたら、知らない男性に「君、ゴッドタンに出てた子だよね?」って声をかけられたんです。でもノーメイクだったので、「よく似ているって言われるんですけど違います」って答えたんですよ。そしたら「ごめんなさい。あんな頭のおかしい子に似ているって失礼ですよね」って丁寧に謝られたんですよ(笑)。そこで世間での評価を知ることができました。

──その後は準レギュラーと言ってもいいほど定期的に『ゴッドタン』に呼ばれるようになりましたけど、話すネタに困りませんか?

永井 確かに、ネタは話尽くした気がします。それまでは、みんなに話したいと思っていたネタを披露していただけですからね。でも、普段の素性を話していたら自分ではネタだと思っていない事が、周りからは面白いなんて言われるので驚くことがあります。

──中でも手ごたえを感じたネタは何ですか?

永井 大人のオモチャを使う回数が週8で、名前が「ラブリーバニートリプルモーター」だったというエピソードですね(笑)。可愛いウサギさんの形なんですけど、その名前に意外性があったみたいで。それから、いろんな場所でネタにされるようになりました。

──『ゴッドタン』の収録で特に印象的だった回は?

永井 Truthでパフォーマンスを披露した時です。前の事務所を辞める時に、グラビアをずっと続けるのもなぁと悩んで、歌とダンスをやってアイドル路線に行こうかと考えたこともあったんです。ただ音感がなさ過ぎて、すぐに諦めたんです。なのにTruthで有無も言わさずに歌とダンスをやらされて、それが印象深かったです。
AUTHOR

猪口 貴裕


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