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UPDATE|2020/01/25

伊藤万理華、乃木坂46卒業後に感じた不安と楽しみ「自分で動かなきゃと実感した」

伊藤万理華 撮影/松山勇樹


──今は新しい人生を歩んでいるわけですが、過去を振り返ることってないですか?

伊藤 あります。それは名残惜しさからくるものではなく、いい思い出だから振り返るんです。でも、今の自分のほうが人間らしく生活しているなって思います。自分で働いて、自分で何かを提案しているから。乃木坂46時代は自分で考えなくてもお仕事は回る環境でした。でも、その時代があるから今の自分があるので、ありがたかったですね。

──卒業生と会うことはありますか?

伊藤 展覧会の制作で忙しかったので最近はあまりないけど、私の出ている舞台を卒業生が観に来てくれることはあります。あっ、(衛藤)美彩の結婚式でみんなと会いました。誘ってくれて本当に助かりました。展覧会の制作時期で頭がパンクしそうだった時に、メンバーの幸せな顔を見ることができたので。

──同期の結婚式ってどんな感覚になるんですか?

伊藤 初めて結婚式に行ったんです。何を着ればいいかもわからず、めっちゃ検索しました(笑)。報告を受けた時はめっちゃ嬉しかったです。同期のことは素直に喜べるので、次に誰かが結婚する時にも素直に祝福したいです。

──そんな口ぶりだと、自分はまだまだ先っていう感じですかね。

伊藤 まだまだ先かもしれないし、意外と早いかもしれないし。

──ホントですか⁉

伊藤 嘘です(笑)。しばらくは自分のことで必死になっているでしょうね。

──卒業から時間が経って振り返ってみると、改めて卒業ってどういうものだと思いますか?

伊藤 私は6年も続けられるとは思っていませんでした。自分としてはよく続いたな、頑張ったなと思っているんですけど、惜しんでくれる人もいらっしゃる。だから、卒業というものが成り立つんでしょうね。私は「脳内博覧会」ができたから、やりきった気持ちで活動を終えられました。私にとっての卒業制作であり、卒業コンサートのようなものでしたから。もっといえば、東京ドームのライブでひめたん(中元日芽香)と一緒に送り出してもらえたこともとても大きかったです。そのふたつがあったから、いい形で卒業することができました。
AUTHOR

犬飼 華


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