──最近はグラビアの活動もしています。璃奈 それもファンの方が増えるかなと思って……。今は芸能事務所にも所属していないから、試合以外のお話も全部ジムに来るんです。本来は格闘技のジムなのに、気がついたら芸能マネージャーみたいなこともやっていただいております(笑)。
──グラビア撮影での水着は抵抗なかったですか?璃奈 もともと水泳部でしたからね。これがTバックとかだったら抵抗もあったかもしれないですけど、健康的な感じでしたし。露出的な面だけでいえば、むしろ競泳水着のほうが激しいと思いますよ。ハイカットですし。
──今後、芸能活動を広げていく予定は?璃奈 「一番大事なのはキック」というのが大前提としてありまして、練習に支障をきたさないレベルだったらやってみたいなという気持ちはあります。私、器用な人間じゃないからスケジュールをガンガン入れられると練習が中途半端になっちゃうと思うんですよ。今はまだそこまでじゃないから、やっていけていますけど。
──今後、どんな選手を目指したいですか?璃奈 今は女子選手の層も厚くなって、子供の頃から本格的に取り組んでいる人も多いんです。そんな中、経験もさほどない自分がベルトを獲れたら夢があると思うんですよね。それを見て「私も始めてみよう!」と思う人が1人でも現れてくれたらうれしいですし。
──「生きる意味が見つからない」と引きこもっていた少女は、キックボクシングと出会ってどう変わりました?璃奈 今は毎日が楽しいんですよね。昔は将来が不安だったんですよ。「このまま1人で死んでいくだけだろうな……」って15〜16歳のときは考えていました。大人になりたくなかったし、年を取ることが怖かったです。だけど今は将来が楽しみで仕方ない。半年後、1年後の自分がどれくらい強くなっているのか楽しみだし、明日の自分がどれくらい成長しているのかも楽しみ! 好きなことをやれている充実感は、何物にも代えがたいなって実感しています。
▽ぱんちゃん璃奈1994年3月17日生まれ、大阪府出身。本名は岡本璃奈。リングネームの“ぱんちゃん”は『ドラゴンボール』に登場する孫悟空の孫娘“パン”から。
▽取材協力:Struggle
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