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UPDATE|2024/05/15

俳優・岡山天音が『アンメット ある脳外科医の日記』4話で魅せた“新たな顔”

岡山天音

俳優・岡山天音は一体いくつ新たな顔を見せてくれるのだろうか。春クール話題のドラマ『アンメット』第4話は、岡山演じる綾野にフォーカスが当たる回となった。

【写真】『アンメット ある脳外科医の日記』第4話場面カット【12点】

本作は同名コミックが原作、杉咲花が主演の月10ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』。若手脳外科医の川内ミヤビが事故で過去2年間の記憶をなくし、新たな記憶も1日限りで忘れてしまうという記憶障害を抱えながら、患者と向き合い、自分自身も取り戻していくヒューマンドラマとなっている。

第4話ではミヤビが、脳に破裂の恐れのある動脈瘤が見つかった患者を担当することに。その手術をカテーテル専門医として名医である綾野が任され、皆が見守る前で鮮やかに成功させる。そして、ラストシーンはミヤビと、そのミヤビに対して記憶を失う前から好意を寄せていた綾野のツーショットとなった。

綾野は政略結婚によってミヤビではなく、グループ会長の孫・西島麻衣(生田絵梨花)を選び、さらに今回の手術で論文は完成。それにより、カテーテル専門医としての道を自ら閉ざし、経営者として歩を進めていくことに。そんな中、ミヤビは飲み物を2つ買ってきて、綾野に選ばせて労をねぎらう。綾野にとって人生の岐路とも言える瞬間に、昔想いを寄せていたミヤビの姿を重ね、思わず声を震わせる。その場を去っていくまで決して言葉の数は多くないが、この背景を容易に視聴者に理解させる岡山の演技力は唯一無二と言うほかない。

すでに岡山の俳優としての魅力は言うまでもなく知られているし、『こっち向いてよ向井くん』では「陽」タイプの役を演じ、その俳優としての幅の広さを見せた。今年に入っても『笑いのカイブツ』で映画初主演も務めるなど勢いはとどまるところを知らない。

ただ、『アンメット』における岡山の“新しさ”を挙げるとすれば「かっこよさ」だ。語気の柔らかさや表情の見せ方で、綾野の魅力を数段上に引き上げている。さらに、簡単ではない手術を難なく成功させるという、「カテーテル手術を極めた専門医」というキャラクターも相まって“沼”にハマっていく人が続出しているようだ。政略結婚でありながら、実は綾野に恋情を抱く麻衣との関係性が今後どのようなものになっていくかも見逃すことはできない。

『アンメット』では、ここまで地上波ドラマに出演することが少なかった若葉竜也が世間に“見つかり”、SNS中心に新たな魅力を語られることが多かった。同様に、第4話では岡山の新たな一面も引き出されており、ドラマとしての内容はもちろんのこと、俳優個人の活躍にも注目して見ていきたいところだ。

【あわせて読む】『こっち向いてよ向井くん』で見えた俳優・岡山天音の新たな魅力
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まっつ


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