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UPDATE|2019/11/11

悲喜こもごもの『青春高校3年C組』。メジャーデビューと理想のクラス作りは両立できる?

アイドル番組定点観測 第39回

雑誌やweb媒体でアイドルの記事を数多く執筆するライターの左藤豊氏が、1週間アイドルたちが出演するレギュラー番組や冠番組をチェック。その週、テレビで輝いていたアイドルたちについて思い入れたっぷりに語ります。第39回となる今回の観測期間は11月4日(月)~10日(日)。



「理想のクラス」を作ることをコンセプトに昨年春より放送されている青春ドキュメントバラエティ『青春高校3年C組』(テレビ東京)。放送が進むにつれて部活動が始まり、アイドル部などのユニットが生まれ、公演を行なうようになり、ついにはユニバーサルミュージックよりCDデビューすることが決定するなど活動の幅をどんどん広げています。

11月6日(水)・7日(木)の放送ではメジャーデビューシングル(2020年1月22日発売)の歌唱メンバーが発表。女子アイドル部の13人全員が表題曲を歌い、男子アイドル部、ダンス&ボーカル部、軽音部もカップリング曲を担当することに。形式として生徒全員でデビューする形にはなりましたが、「表題曲」と「カップリング」というのは言わば「選抜」と「アンダー」。表題曲を歌えない生徒たちの悔し涙を見て、青春高校はもうシビアな領域に足を踏み入れてしまったんだなと感じました。

放送開始当初からずっと番組を見てきた側としては、普通の学校だったら到底まとまりそうもない個性バラバラの約40人が仲良くTikTokをやったり体育祭や水泳大会をやったり合宿に行ったりしているのを見て、すごく和気あいあいとしていて素敵なクラスだな~と思っていたんですよ。それがメジャーデビューというシビアなステージに上がってどう変わるのか? そして「メジャーで売れること」と「理想のクラス作り」を両立させることはできるのか? 不安もありますけど、これまでに公演1万人動員達成などいろんな壁を乗り越えてきた3年C組だから、きっと良い結果を残してくれるはず! まずはメジャーデビューまでの道のりを見守りたいと思います。

もっとも青春高校の生徒たちが力を入れているのは音楽面だけではなく、例えば11月4日(月)放送回では頓知気さきな、持田優奈、日比野芽奈が『週刊プレイボーイ』の表紙&巻頭グラビア撮影に挑む様子に密着。中でも頓知気は周囲を圧倒させるほどグラビアへの愛を熱く語っていたので、今後いろんな雑誌媒体での活躍も期待できそう!?
AUTHOR

左藤 豊


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