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UPDATE|2024/04/28

“港区っぽくない母親”役に挑戦、女優・石原さとみが映画『ミッシング』で見せた新境地

映画『ミッシング』ポスタービジュアル(公式Xより)

女優・石原さとみが主演を務める映画『ミッシング』が、5月17日より劇場公開される。2022年4月に第一子を出産して以来、初の映画出演作となる同作では、奇しくも“幼い娘をもつ母親”の役柄を演じているという。女優として、今まで見せたことがない新境地を切り拓くきっかけになるかもしれない。

【関連写真】石原さとみが出演「伊右衛門京都ブレンド」の新TVCM

石原といえばフェミニンで小悪魔的なキャラクターを演じるイメージが強いが、実際にはそれなりに役柄の移り変わりがある。デビュー当初は制服を着たフレッシュな役柄が多かったが、その後は大人びた魅力の“働く女性”として活躍するようになっていった。

たとえば2015年放送のドラマ『5→9~私に恋したお坊さん~』(フジテレビ系)で演じたのは、海外移住を夢見る英会話講師の役で、山下智久演じるイケメン僧侶とのラブストーリーが展開。また2016年の『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)で演じた主人公は、ド派手なファッションで校閲の仕事に打ち込みつつ、菅田将暉演じる若き小説家とイイ感じになる役どころだった。

そんな恋に仕事にがんばるキラキラとした女性像とは対称的なのが、サバサバとした態度で仕事をこなす“デキる女”の系譜だ。2018年のドラマ『アンナチュラル』(TBS系)では法医解剖医の主人公・三澄ミコト役として、恋愛要素を退けた本格サスペンスを熱演。映画『シン・ゴジラ』で米国大統領特使、カヨコ・アン・パタースン役として強烈な印象を与えたことも記憶に新しい。

ドラマや映画の撮影にあたって、セルフメイクで役柄に合わせるというこだわりがあることも有名だが、作品の方向性や世間のイメージに合わせて自身の魅力をコントロールしてきた女優だと言えるだろう。

そんな彼女にとって、新境地となりそうなのが『ミッシング』だ。


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