FOLLOW US

UPDATE|2024/02/02

櫻坂46 小林由依の卒業コンサート開催「私が存在している意義、理由を皆さんのおかげで知れた」

櫻坂46 (C)上山陽介

櫻坂46の一期生、小林由依の卒業コンサートが2月1日(木)に国立代々木競技場第一体育館にて開催された。

【写真】ダイナミックなパフォーマンスを展開した小林由依の卒業コンサート【50点】

2015年8月、欅坂46のスターティングメンバーとして活動を始めてから約8年半にわたり、グループの中心メンバーとして活躍してきた小林由依。近年はファッションモデルや女優としての露出も増えている中、1月31日と2月1日の2日間にわたる卒業コンサートをもってアイドル活動に終止符を打つ。

会場に選ばれた国立代々木競技場第一体育館は欅坂46時代の2016年1月に開催されたイベント「ALL LIVE NIPPON」で、オープニングアクトとして初パフォーマンスを披露した思い出の場所。彼女のアイドルとしてのラストステージを見守ろうと大勢のBuddies(櫻坂46ファン)が足を運び、また両日とも国内外へ向けたインターネット配信も実施された。

『Overture』に続いてスクリーンには暗闇から光の差すほうへ歩く姿が映し出される。やがてステージ中央のLEDスクリーンが開き、中から小林が姿を現す。さらに、両サイドから遠藤光莉、藤吉夏鈴が登場すると、そのまま3人のユニット曲『ジャマイカビール』からライブはスタート。早くも客席が小林のメンバーカラーである青+黄色のペンライトで埋め尽くされる中、ステージでは彼女を中心にクールでダイナミックなダンスが展開された。

その後、小林のソロダンスを経てほかのメンバーが加わると、『摩擦係数』でさらに場の熱量を高めていく。そして冒頭のVTRの続きとして、スクリーンには目の前の白いドアをノックする小林の姿が。そのノックする音が『断絶』へと続いていくと、ステージには彼女を中心としたメンバーたちが、キレのあるパフォーマンスでオーディエンスを熱狂させた。

ストーリー性の強い冒頭3曲を経て、ステージにはメンバーが勢揃い。キャプテンの松田里奈を中心にMCが始まると、小林は「実感というのもこれといってなくて。今この状況が現実で行われているのか、すごくふわふわした感覚。でも、そんな不思議な感覚で終わらないように、気合いを入れてがんばります」と今の率直な気持ちを口にした。

ライブが再開すると、スクリーンにはドアに寄りかかる小林の姿が。扉を開けると、ブラウン管テレビにMV撮影のメイキング映像が流れている。そこから『五月雨よ』へとつなげると、客席一面の緑のペンライトとともにドラマチックな空気に包まれていく。本来なら山崎天が単独でセンターを務めるこの曲だが、今回は小林とのダブルセンターのような形で披露。

続く『最終の地下鉄に乗って』『僕たちのLa vie en rose』でも彼女をフィーチャーした形でのパフォーマンスが繰り広げられる。さらに、小林の煽りに続いて欅坂46時代の『危なっかしい計画』が繰り出されると、会場のボルテージが急上昇。メンバー、観客ともにタオルを頭上で回す中、小林はフロートに乗ってスタンド席を回遊し、一体感を高め続けた。


RECOMMENDED おすすめの記事