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UPDATE|2019/09/20

「欅坂46 夏の全国アリーナツアー2019」地方公演完全レポート! メンバーが語った “あべこべな世界”の真実

「欅坂46 夏の全国アリーナツアー2019」東京ドーム公演 撮影:上山陽介


「コノセカイハタノシンデモラエタカナ? ダケドキミタチニハ モウイチドサイショカラ ヤリナオシテモラウヨ」

これまでのライブ映像が高速で巻き戻り、聞き覚えのあるOVERTUREが逆再生で流れる。あまりにもステージに夢中になり忘れてしまっていた。この世界が“あべこべ”で“逆転”する世界だったということを。

再び照らされたステージには最初と同じように檻が置かれていた。しかし、そこにいるのはメンバー全員ではなく、たった1人だけ。最初に手鏡を持っていたメンバーであった。

「最初に手鏡を持っている子がこの世界の謎に気付いちゃうんですよ。鏡を見ていて自分の正面の顔じゃなくて、後頭部が見えてしまう裏返しの世界だって。そこからみんなと一緒にいるけど1人だけ違う世界に飛んじゃっていて脱出できない。最初のその話を聞いたときはゾッとして鳥肌が立ちました」(菅井)

静かな空間の中、取り残された者の表情が映し出され、「END」の文字とともにライブは終了する。公演ごとに替わる、取り残されるメンバーの表情は不安な顔もあれば、立ち向かうかのような顔もあった。もしかすると、この物語の終わり方はBAD ENDなのかもしれない。しかし、たった1人でもこの世界に立ち向かう新たな物語にも思えた。これまでどんな困難が起きようと乗り越えてきた彼女たちならきっと脱出できる、そう感じさせられた。

映画を観ているかのような重厚で複雑な世界観で展開された今回のツアー公演。東京ドーム公演への期待が高まる中、急遽、欅坂46にとって大きな変化が訪れた。福岡公演翌日には坂道研究生がお披露目され、今後、乃木坂46、欅坂46、日向坂46に配属されるという。さらに、9月8日には9thシングルの発売が発表されるとともに、これまで全員選抜を行ってきたグループにとって初の選抜制度が導入されたのだ。

ツアー開幕時と同じように期待と不安が立ち込める中、東京ドーム公演へと時計の針は進む。そして、9月18日、19日、いよいよ伝説のライブとなるその時を迎えた──。

     *     *     *

後編の東京ドーム公演レポートは9月30日(月)発売の「月刊エンタメ」11月号に掲載。キャプテン・菅井友香が表紙を務め、ツアー、そして選抜発表について語る。さらに、全国ツアーで公演を行った5大都市を舞台に、出身メンバーをグラビア撮影。東京・菅井友香、宮城・石森虹花、神奈川・尾関梨香、大阪・田村保乃、福岡・森田ひかるの計5人による大ボリュームグラビアとインタビューが掲載されます。グループにとって大きな変化が訪れたこの夏。彼女たちの軌跡を追う。

▽欅坂46 夏の全国アリーナツアー2019セットリスト
1.アンビバレント
2.風に吹かれても
3.語るなら未来を…
4.Student Dance
5.東京タワーはどこから見える?
6.君をもう探さない
7.もう森へ帰ろうか?
8.キミガイナイ
9.二人セゾン
10.Nobody
11.I’m out
12.エキセントリック
13.月曜日の朝、スカートを切られた
14.大人は信じてくれない
15.避雷針
EN.危なっかしい計画

▽「月刊エンタメ」11月号
「欅坂46 夏の全国アリーナツアー2019」大特集号
9月30日(月)発売

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https://amzn.to/2lYehBY
・セブンネットショッピング
https://bit.ly/2lWLqOu

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