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UPDATE|2019/09/29

SKE48 後藤楽々&惣田紗莉渚「ファンの方が求めることに応えられない自分に悩んだ」後藤 卒業決断の裏側

左から後藤楽々、惣田紗莉渚 撮影/成田智広

9月末での卒業を発表している、SKE48の7期生・後藤楽々。努力家で真面目な秀才メンバーとして注目を浴び、18thシングル『前のめり』からは5作連続で選抜メンバーに選ばれるなど、グループの中核を担ってきた。そんな彼女が約半年の休養を経て青山学院大学への進学を発表、その後アナウンサーという次なる夢に向かっての9月末での卒業を決断した。卒業発表を受けて、驚きを隠せなかったという盟友・惣田紗莉渚と改めて卒業という決断の裏側を語る。


──まずは後藤さんが卒業を決めた理由から教えてください。

後藤 大学生になって、アイドル以外のことに挑戦してみたいと思ったからです。

──それはいつからですか?

後藤 SKE48に戻ってきて(大学受験勉強に専念するため一時期休業していた)、改めてですね。私って普段から物事を客観視しちゃうんですけど、大学に入って、周りの友達を見ていると、もっと自分がやりたいことを一生懸命やりたいなと思ったんです。

──やりたいこととは?

後藤 海外留学にも行ってみたいですし、バイトもやりたい。大学卒業するまでにいろいろなことを経験したいと思ったし、大学は自由だからこそ、いろいろなことに手を伸ばせるなって思ったので。将来、朝の顔(アナウンサー)になりたいっていう夢があって。憧れなんですけど、そのためにはSKE48の中じゃなくて、外に出て、いろんなことを見て感じて、もっと自分の視野を広げないといけないなって思ったんです。

──今、東京の大学に通っていますけど、それが名古屋の大学だったら変わっていましたか?

後藤 いや、変わらなかったと思います。アイドルっていう枠に縛られなくてもいいのかなって思ったんです。

──休業から戻ってきて、すぐに卒業発表でしたからね。

後藤 そうですよね。こうって決めたら、揺るがないタイプで。直感で生きているんですけど、アイドルって見える世界も偏ってるから、そこを出て、いろんな国に旅行に行ったりしてもっといろんな世界を見たいなって思いました。きっかけは、休業中に『ドデスカ!』(メーテレ)を見ていて、そこになっちゃん(塩尻奈都子)っていうアナウンサーさんがいらっしゃったんですけど、その方が毎日「今日も元気に行ってらっしゃい!」って言うんです。他のお天気キャスターさんとかも話すんですけど、なっちゃんの言葉だけ心に響いて。そういう風に何かを与えられる人ってすごいと思うし、私もなっちゃんのようなたくさんの幸せを与えられる人になりたいなって思ったんです。

CREDIT

取材・文/林将勝  撮影/成田智広


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