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UPDATE|2023/11/24

平手友梨奈の“生意気さ”際立つ『うちの弁護士は手がかかる』、相棒・ムロツヨシとの抜群の相性

『うちの弁護士は手がかかる』公式サイトより

10月から放送を開始したムロツヨシ主演の『うちの弁護士は手がかかる』(フジテレビ系、金曜午後9時)は注目ポイントが多いドラマとなっている。

【関連写真】平手友梨奈、『かけがえのない世界』アートワーク

長年芸能事務所のマネージャーとして担当女優の笠原梨乃(吉瀬美智子)を支えていた蔵前勉(ムロツヨシ)はある日突然解雇され、ひょんなことから香澄法律事務所のパラリーガルとして働くことに。蔵前がパートナーを組むことになった、司法試験に最年少で合格した天才弁護士・天野杏(平手友梨奈)は、他人の話を一切聞こうとしない猪突猛進な性格。天野に振り回されながらも、蔵前は前職で培った能力をいかんなく発揮して、天野をサポートしつつ依頼人のトラブルを解消していく、というリーガルコメディドラマ。

本作はとにかく小ネタが多い。『踊る大捜査線』や『GTO』などかつてフジテレビで放送された作品に関するパロディネタが次々と飛び出す。ただ、テレビ局の垣根を超え、4話では同僚の名前を全く覚えていない天野に対して蔵前は「絆ですよ?助け合いですよ?大事でしょ人として?『24時間テレビ』見てないんですか?』」という。

これに天野は「テレビは24時間続けて見るものではありません」と反論。フジテレビでは24時間よりも3時間長い『27時間テレビ』を放送しており、どこか自虐的なセリフについつい笑ってしまう。

同じく4話では同僚の弁護士・山崎慶太(松尾諭)と組むことを命じられ、反発する天野に蔵前は「経験という魚を掴む、良いチャンスです」と説得。“という魚”という言い回しは『キングオブコント2023』(TBS系)で優勝したサルゴリラが2本目に披露したネタのパロディと思われる。

『キングオブコント2023』は10月21日に放送され、『うちの弁護士は手がかかる』4話は11月3日に放送された。その間わずか2週間。魚だけにかなり新鮮なネタもドラマに入れていた。『踊る大捜査線』ネタを上の世代は懐かしみ、流行に敏感な若い世代も置いてけぼりにしないドラマである。

コメディ要素はもちろん、本作で特筆すべき点は平手の生意気すぎる演技ではないか。そもそも、近年平手が出演したドラマと言えば、『ドラゴン桜 第2シリーズ』(TBS系、2021年4月~6月)や『六本木クラス』(テレビ朝日系、2022年7月~9月)などが挙げられる。この2作ではいずれも生意気なキャラを平手は演じていた。
AUTHOR

望月 悠木


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