9月13日から舞台「私に会いに来て」が開幕する(9月16日まで東京・新国立劇場 小劇場にて。9月19日から20日まで、大阪・サンケイホールプリーゼにて公演)。
この舞台で彼女は女性記者の役を演じる。いままで経験したことのない役柄を「現実の私とはギャップだらけ!」と評する。
これまでもたくさんドラマには出演してきたが、基本的には48グループのメンバーに囲まれての演技で、そこに数人、プロの役者さんが加わるという座組みになっていた。
だが、今回は当然のことながら、全員が初共演となる役者さんたちばかり。ここでも甘えは許されない。
「私、人見知りなんですけど、もうそんなことも言ってられないので、自分からグイグイ、コミュニケーションをとっていきます!
本当にいつもの私とは全然、違う役柄なので、ファンの方はそのギャップだけで楽しめると思うんですけど、初めて私を見てくださる方も多いと思うので……ここで評価していただけないと、次につながってはいかないので、丁寧にしっかりと演じていきたいな、と思います」
そもそも彼女は「マルチタレントになりたい」という夢を掲げていた。今でもその夢に変わりはなく、基本的には女優業をメインにしながら、いずれはいろんな仕事にチャレンジしていきたい、という。
「1つの夢として、やっぱり華やかなレッドカーペットを歩いてみたい、というのがあるので、映画にも出てみたいなって思うし、お話があれば歌も唄っていきたいです。
あと、ピンポイントな話になっちゃうんですけど、今までやったことがない『1人で外ロケ』をテレビでやってみたいんですよ。所ジョージさんの『笑ってコラえて!』(日本テレビ)で『朝までハシゴの旅』ってコーナーがあるじゃないですか。あれに出てみたいんですよ。
お酒は強いのかどうか、自分でも分からないんですよね。めちゃくちゃ酔っぱらった経験がないので。でも、朝まで飲みながら、ずっとおしゃべりしているのは好きなので、いつか絶対に出たいです!」
最後にいささか失礼だが、ファンも多いに気になっているであろうことを聞いてみた。兒玉遥といえば、その「滑舌」がキャラになるほど有名だが、女優業をやる上で大丈夫?
「大丈夫です! ちゃんとボイストレーニングも受ける予定だし、もともとセリフさえいただければ、私、滑舌、大丈夫なんですよ、アハハハ。本当かどうかは舞台を観に来ていただいて、確認してください」
令和元年9月13日。
兒玉遥の歴史は新しい幕を開ける。
▽兒玉遥(こだま・はるか)
1996年9月19日生まれ、福岡県出身。158センチ。O型。ニックネームは「はるっぴ、はるるん」。2011年7月10日、HKT48の1期生オーディションに合格。センターや選抜メンバーとしてHKT48を牽引していた。2017年に体調不良のため休養期間に入り、2019年6月9日をもってHKT48を卒業。今後は女優として活動していく。
舞台「私に会いに来て」
2019年9月13日(金)~16日(月・祝)/東京都 新国立劇場 小劇場
2019年9月19日(木)・20日(金)/大阪府 サンケイホールブリーゼ