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UPDATE|2019/07/30

『日向坂で会いましょう』相関図企画で観察眼を評価された高瀬愛奈に期待すること

アイドル番組定点観測 第24回

雑誌やweb媒体でアイドルの記事を数多く執筆するライターの左藤豊氏が、1週間アイドルたちが出演するレギュラー番組や冠番組をチェック。その週、テレビで輝いていたアイドルたちについて思い入れたっぷりに語ります。第24回となる今回の観測期間は7月22日(月)〜28日(日)。


2ndシングル『ドレミソラシド』がオリコン週間ランキングで初登場1位を獲得するなど、今まさに絶好調の日向坂46。楽曲パフォーマンス力のみならずバラエティ力の高さも人気の理由であり、『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ)に単独出演した井口眞緒を筆頭に加藤史帆、齊藤京子、佐々木久美、東村芽依などなど個性派メンバーは枚挙にいとまがないほど。

そんな中で、高瀬愛奈という存在は少々異質かもしれません。自ら爆笑を巻き起こすタイプのキャラではないし、当の本人も「自己主張が苦手」と語っており、他メンバーに比べれば番組での発言回数も少ないように思えます。

しかし、彼女がフィーチャーされることになったのが7月28日(日)放送の『日向坂で会いましょう』(テレビ東京)。企画「最新メンバー相関図を作ろう!」で、高瀬が書いた相関図がベースに採用されたのです。ほとんどのメンバーが自分を中心に相関図を書いていたのに対し、高瀬は相関図の中心にオードリーを配置。「俯瞰で物事を見られる」というのが採用の理由だそう。

これを聞いて、筆者は以前渡邉美穂が語っていた発言「(高瀬は)収録中、マイクに拾われないくらい小さな声でボソッとツッコミを入れる」(「日向坂46 メンバーだけが知っている20人の素顔」 https://entamenext.com/articles/detail/2051 )を思い出しました。きっとメンバーの一挙手一投足をかなり細かく観察しているんでしょうね。でなければツッコミも入れられませんし、客観的な相関図も書けないはず。自己主張こそ苦手な反面、高瀬の持ち味はその観察眼なのでしょう。そして今回の相関図のように、彼女が観察力を生かして何か別のアウトプットをできれば日向坂46にまた新たな武器が加わるのでは?という可能性も感じた回でした。

さて話は変わって、欅坂46の夏の風物詩イベントといえば「欅共和国」。今年も7月5~7日に開催され、のべ4万8000人を動員するなど大成功を収めました。そして、7月28日(日)『欅って、書けない?』(テレビ東京)ではそのイベントの密着スペシャルが放送。貴重な舞台裏の映像が公開されました。

大人っぽくなっていた原田葵やノリノリなTAKAHIRO先生など見どころはたくさんあったのですが、やはり恒例となっている“定点カメラに一芸”は今年も面白かったですね! ライブで気分が高揚していることもあってみんなテンションが高く、何の恥じらいもなく笑顔でギャグを披露するメンバーたち。

小池美波×土生瑞穂、菅井友香×土生瑞穂の寸劇(?)に至っては、設定こそ謎でしたけど「定点カメラ前に来るまでにネタを考えたりセリフ合わせしたり練習していたのかな?」などと思いを馳せると余計にジワりました。と言うか、カメラ前でこれだけ楽しいことができるって考えると、欅坂46はひな壇形式ではないバラエティに適性があるのかも……?

最後は7月28日(日)に放送された、「TOKYO IDOL FESTIVAL 2019」(TIF)のチェアマン・指原莉乃が司会を務めるアイドルバラティ番組『この指と~まれ!season3』(フジテレビ)について。
AUTHOR

左藤 豊


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