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UPDATE|2019/08/07

「指原莉乃はアイドルのあり方を根本的に変えた」クロちゃんの考えるアイドルバラエティ論

クロちゃん

バラエティ番組ではドッキリをかけまくられ、ネットではなにかと炎上……と今一番バズッてる芸人クロちゃんが、大好きな「アイドル文化」について、お題に沿って語ります。今回のテーマは「テレビのバラエティ」。バラエティはクロちゃんの主戦場であるからこそ、アイドルがバラエティで笑いを取る必要性についての持論を展開する。


ちょうどこの雑誌が出る頃に放送されるはずですけど、『AKBINGO!』(日本テレビ系)でおもいっきり暴れてきました。あの番組、本当に久しぶりなんですよね。

スタッフに聞いた話だと、僕が出るのは実に10年ぶりらしいですから。その頃は番組名も『AKB1じ59ふん!』で、3期生までしかいなかったし、当然のように今回のメンバーとは1人も被らなかった。

何しろ10年前のAKB48は、何もないところでメンバーが必死にもがいていましたからね。その後、グループが国民的な存在になってからオーディションを受けた今のメンバーは、温室育ちなんじゃないかと僕は思っていたんですよ。

で、蓋を開けてみると、確かにひ弱なところはあったんですけど、つついてみると10年前と同じく熱い気持ちを丸出しにする場面も目立った。僕、ちょっと感動しましたもん。「最近のAKB48は、初期に比べてメンバーがギラギラしていないからダメ」とか考えている古参の方は、ぜひ番組を観ていただきたいですね。若手メンバーの意識を僕が変えてやりましたよ! 少なくても一石を投じたことは間違いないです(ニヤリ)。

前置きが長くなりました。今回はアイドルとバラエティの関係に踏み込んでいきたいんですけど、やっぱりこのジャンルではさしこ(指原莉乃)の存在が圧倒的なんですよ。彼女はアイドルとテレビの垣根をブチ壊したバケモノだと思う。

CREDIT

取材・文/小野田衛


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