──アイドルについて、ですか?
彩夏 うん。私はアイドルに憧れて、この世界に入ってきたわけじゃないんですよ。女優さんになってドラマに出たいな、CMにも出たいな、みたいな感じで事務所に入ったので、こんなにも自分の中で「アイドル」ってものが軸になるとは思ってもいなかったですよ。でもね、これは他のメンバーもそうだと思うんですけど、みんなさ、結局「アイドル」って肩書きが好きなんだよねぇ~。ほら、いつもライブが終わるたびに「あーっ、今日も楽しかったね!」って、毎回、メンバー同士で言ってるけど、それって「アイドルをやれて楽しいね」ってことじゃないですか? 11年経っても、そうやってみんなが一緒の想いで活動できていることって、本当に幸せだと思う!
──熱いですね! そして、今回のソロコンの開演前には、横浜アリーナ内にあるセンテニアルホールにて『Yokohama A-rin Collection』と銘打たれたアイドルフェスが初開催されました。このフェスの意図はどこにあるんでしょうか?
彩夏 やっぱりね、アイドル界、もっと盛りあがっていってくれたらいなって気持ちがあって。昨年とか解散するグループも多かったじゃないですか?
──ちょうど平成ラストイヤーということもあって、区切りをつけやすかった、という要因があったにせよ、たしかに多かったですよね。
彩夏 さっきも言ったみたいにかわいい子はたくさんいるわけだし、アイドルっていうキラキラした響きの存在が、これからもキラキラできるように活動していきたいなぁって。おかげさまでたくさんのアイドルが出演したい、と応募してくださいました。
──それこそ、ももクロに憧れて、あーりんに憧れてアイドルになった子もたくさんいるわけで、そういうアイドルにとっては最高のステージだと思います。
彩夏 最終的にはアイドル界に「あーりん軍団」を作りたいのね。
──それはもう事務所の枠を超えた軍団、ということですか?
彩夏 まぁ、ウチの事務所には私を好きだと言ってくれる後輩が結構、いるんで。すでにアイドルとして活動している子はもちろん、これからアイドルになろうと思っている子もぜひ「あーりん軍団」へ!
──そのうち、48グループ、ハロプロと並んで「あーりん軍団」がアイドル界の一大勢力になるかもしれない(笑)。
彩夏 まさかデビューから11年も経ってから「アイドル還り」するとはね。私も本当はぴっちぴちの10代のうちにアイドルっぽいことをやりたかったけど(苦笑)、こうやってやらせていただけることは本当にありがたいことです。