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UPDATE|2019/07/15

松村香織&大木亜希子 AKB48グループOG初対談「アイドル卒業後をどう生きるか」

左から松村香織(元SKE48)、大木亜希子(SDN48) 撮影/松山勇樹

元SDN48メンバーで現在はフリーライターとして活躍する大木亜希子、5月にSKE48を卒業し、現在はフリーでタレント活動をする松村香織。大木の著書『アイドル、やめました。 AKB48のセカンドキャリア』(宝島社)の書評を松村がwebサイト「ENTAME next」に寄稿したことをきっかけに2人の初対談が実現。同学年ながら、まったく違う道を通ってアイドルとなり、卒業後もまったく違うキャリアを積む2人が考える元アイドルとしての生き方とは?(前後編の後編)



──松村さんはファンから「SKE48時代よりも表舞台で見なくなった」みたいなことを言われたら気になりますか?

松村 本当だったら、もっとテレビに出なきゃってあるけど、フリーでテレビに出るのは難しいし、本当に出たいんだったら事務所に入ってます。私はそこじゃなくていいやと。ずっと自分がやっていた競馬があるんだったら、それを軸とした活動をやりたいし、それ以外にも今はありがたいことにボートレースや競輪のお話もいただいているんです。ギャンブルのお仕事をやりたくない人もいると思うんですけど、私は声をかけてくださるならやれるだけやろうと。「ギャンブルばっかだね」って言われようが、「何が悪いの? オールマイティーギャンブラーで良くない?」って思います。

大木 松村さんは好きなことが目の前に現れて、今は仕事を展開しているじゃないですか。ただ中には「好きなことが見つからない」「でもアイドルを卒業しちゃった」、もしくは内部にいるけど「自分の思ったように人気が出ない」「これからどうなるんだろう」って悩んでいる子もいるじゃないですか。私もそちら側だったので共感しますし、だからこそアイドルの人生について考えるんですよね。

松村 いろんなタイプの子がいますからね。グループ内にも意識の高い子、低い子がいますし、本当に低い子は自ずと辞めていきます。私はダラダラとグループにいちゃったし、ひょっとしたら、環境が良いから抜け出す勇気が出なかったのかもしれない。
AUTHOR

猪口 貴裕


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