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UPDATE|2019/07/18

元SKE48 柴田阿弥「自分を守るのは知識」キャスターに転身して気が付いたこと

柴田阿弥 撮影/松山勇樹



──どういうときにやりがいを感じますか?

柴田 キャスターを始めて3年になるんですけど、いつもと違った新しいことに挑戦して、上手くいったときはやりがいを感じますね。あと日々できなかったことができるようになると楽しいです。私はマンネリが嫌いなので、同じことをしているなと感じると、読み方などを工夫することもあります。

──同じ日に『けやきヒルズ』と地方局で放映している『チャント!』に出演する曜日もありますが、番組ごとの切り替えはどうしていますか?

柴田 難しいと思うのかもしれませんが、自分ではあまり切り替えって分からなくて。そもそも移動の車中は寝ていますし、『チャント!』は局に着いて10分後には本番なので、特に切り替える必要はないですね。それにキャスターを始めてから集中力が増したなと感じます。

──AbemaTVでレギュラー出演している『AbemaPrime』と『けやきヒルズ』、それぞれの番組を紹介してください。

柴田 『けやきヒルズ』は私とテレビ朝日の大木(優紀)さんが交代で担当しているんですけど、地上波では取り上げないようなニュースを数多く放送しますし、世の中の動きを1時間で分かりやすく紹介しています。専門家のコメンテーターさんが長尺で噛み砕いて解説してくれるので、私自身、こんな意見もあるんだって発見もあるし、考え方が広がります。自分自身もアップデートできる番組ですね。『AbemaPrime』は1回に取り上げるニュースが多くて4本ぐらいなので、1つの問題を深掘りしていきます。いろんな方が討論するので、意見がまとまらないことも多いんですけど、多面的にニュースを見るのに最適です。

──どちらの番組も日によってキャスターが変わりますが、自分の色を出そうという意識はありますか?

柴田 「柴田阿弥がやるとこういう風になる」というのが分かりやすくありたいなとは思っていますけど、なかなか上手くは行かない日々です。今、26歳なんですけど、私には20代で働く女性の意見を求められていると思うんです。ただ、なかなか発言する勇気がでなかったり、思うことはあっても言葉が出なかったりもあって、精進しなきゃなと思います。

──共演者で影響を受けた方はいますか?

柴田 みなさんから影響を受けているんですけど、『けやきヒルズ』の月曜コメンテーターを担当している臨床心理士の藤井(靖)先生とはお仕事以外でもお話する機会が多いですね。あと『AbemaPrime』でご一緒している若新(雄純)さんは見た目が茶髪で、放送中も携帯をいじってますけど、求められたときにパッと発言をして、それがフラットな意見なので勉強になります。辛辣なことも言いますけど、それが人を傷付けないんですよね。フラッと来て、フラッと喋るみたいなスタンスですけど、誰よりも空気を読んでいるんじゃないかなと思います。携帯もずっとコメント欄をチェックしているみたいですしね。どのコメンテーターさんも、放送後に「今日は上手くいかなかった」とか反省していて、専門家でもそうなんだから、経験の浅い私の方が反省点が多いのも当然かなと思いますし、みなさん向上心が高くて勇気付けられます。

CREDIT

取材・文/猪口貴裕 撮影/松山勇樹


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