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UPDATE|2023/05/15

『らんまん』万太郎が新天地へ、住居探し中に盗難被害で一波乱

連続テレビ小説『らんまん』より/NHK提供

NHKの第108作目となる連続テレビ小説『らんまん』。5月8日~5月12日に放送された第6週“ドクダミ編”では植物研究のために槙野万太郎(神木隆之介)と竹雄(志尊淳)が上京、 新天地での住居を探す様子が描かれた。“カバンを盗まれる”というトラブルをキッカケに様々な出会いが生まれ、さらに以前上京した時に一目ぼれした西村寿恵子(浜辺美波)と再会する。

【写真】上京して下宿先を探す槙野万太郎(神木隆之介)ほか第6週場面カット【16点】

酒屋の峰屋を出て上京した万太郎と竹雄は、幼少期に万太郎が通っていた明教館の旧友である・広瀬佑一郎(中村蒼)と再会。佑一郎は万太郎たちが親戚の家に下宿できるよう取り計らってくれたが、万太郎の荷物が多すぎるために“一部を捨ててくれないか”と佑一郎から打診される。

結局、佑一郎の下宿先を諦めて新たな下宿先を探すも、なかなか見つけられない万太郎たち。そんな中、大切な標本が入ったカバンを盗まれてしまい、今度はカバン探しに明け暮れる。“売られるかもしれない”と睨み質屋を訪れたところ、見慣れたカバンを持った女性が。中身を確認すると、そこには槙野万太郎のイニシャルである「M.M」と刺繍が縫われていた。

女性はその場から逃げていき、万太郎は質屋の店主に彼女が住んでいるところを聞いて後を追う。教えられた長屋に到着すると、今まさに住人の倉木隼人(大東駿介)が標本を焼却しようとしている瞬間に出くわす。

隼人の交渉で“標本を全て買い取る”ことになったが、納得のいかない竹雄と隼人は取っ組み合いのケンカに。その時、隼人の息子の泣き声が響き渡り、カバンを質屋に持ってきた隼人の妻・倉木えい(成海璃子)が「また熱が上がるよ」と言葉をもらす。隼人は体が弱い子どもを医者に見せるため、盗みを働いたのであった。

隼人とのトラブルがキッカケとなり、万太郎は“陽の当たらない長屋”に住むことを決める。隼人に約束の金を渡すと、隼人は「どうしてそこまで」「雑草なんか生えてもしょうがねえだろうが」と万太郎に問いかける。しかし万太郎は「雑草いう草はないき、必ず名がある」「どの草花にも必ずそこで生きる理由がある、この世に咲く意味がある」と言葉を返した。こうして“カバンの盗難”は、万太郎の良心によって解決したのだった。

いきなりのトラブルでバタバタしていたが、無事に住居も決まり、長屋の一員として生活する万太郎たち。偶然立ち寄った菓子屋で、前回の上京時に一目惚れした西村寿恵子との再会を果たす。寿恵子との再会に心を震わせていた万太郎だが、「まだわしは何者でもない」「けんどもっと、この道を進んだら……」と植物研究に進む覚悟を決めるのだった。

植物研究に加え、今後の寿恵子との関係も注目していきたいものだ。

【あわせて読む】万太郎と綾、植物と酒造りにかけるそれぞれの熱い想いが発露した『らんまん』第5週
AUTHOR

桐島 淳平


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