雑誌やweb媒体でアイドルの記事を数多く執筆するライターの左藤豊氏が、1週間アイドルたちが出演するレギュラー番組や冠番組をチェック。その週、テレビで輝いていたアイドルたちについて思い入れたっぷりに語ります。第213回となる今回の観測期間は3月28日（火）～4月3日（月）。
【関連写真】賀喜遥香が出演した乃木坂46・4期生”16色”のライブアイドル番組の定番企画の一つ、料理企画。乃木坂46もこれまで11年超の活動の中で「IH事件」（生田絵梨花）や「絶望的な弱火」（齋藤飛鳥）といったファンにはおなじみのワードを生み出してきましたが、ここに新たな歴史を刻んだのが
『乃木坂工事中』（テレビ東京）4月2日（日）放送回「どいつの料理が良いでショー（前編）」でした。
調理技術が未知数なメンバーが料理に挑戦。調理シーンを見る前に先輩は誰の料理を食べたいかを選び、どんな料理が完成しても先輩は必ず試食しなければならない……というのが今回の企画ルール。第1ブロックは賀喜遥香、田村真佑、弓木奈於、井上和が料理メンバーとしてエントリーしました。
筆者としてはこんなイージーな問題はないと思いましたね。だってそもそも同番組＃361「祝！日村勇紀50歳！私たちが楽しませます！乃木坂46ヒムランド完結編」（2022年5月22日放送回）で弓木は手作りの「誕生日ケーキ風 カレーピラフ」を振る舞い、バナナマン日村も「うわ！ すげえ！」「うまい！」と大絶賛していたじゃないですか。さらにさかのぼれば＃252「歓迎 新4期生を徹底解剖！」（2020年4月5日放送回）では大家族の料理担当だったエピソードトークも。他にも冠番組『乃木坂46弓木奈於とやみつきちゃん』（21～22年）では料理上手を生かした企画があったり、ブログに料理レシピを載せたこともあって、そのあたりを知っていれば弓木一択でした。
実際、今回の企画で弓木は春巻きとグラタンをノーミスで作るどころか、あえて調理が面倒な食材を使わないなど主婦的な思考を発揮。手際よくメニューを完成させ、試食した日村を「めちゃうまい！ これ相当うまいよ！」と唸らせるという事実上の大勝利を収めました。（弓木の料理上手キャラは周知の事実だと思っていたけど、意外とメンバー内でも知られていないようだったので、どんどんアピールしたほうがいい。新しい仕事につながるかも？）
