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UPDATE|2019/05/03

「ダンスダンスダンス」初選抜・乃木坂46渡辺みり愛が“愛の強さ”で躍動する日

乃木坂46の23rdシングル『Sing Out!』


17年3月22日リリースの17枚目シングルで、渡辺はアンダーセンターに選ばれた。アンダーメンバーは(当時)最少の12人。「今回は開催されないかもしれない」という声も聞かれたアンダーライブは、東京体育館という大会場で行われることになった(4月20日〜22日)。

「アンダーライブっていままでも全員が輝けるのが良さだったんですけど、12人になって、さらにひとりひとりを見てもらえるようになった……『そうプラスにとらえていこうね』『ウチらスーパーアンダー!』なんて話してました」(『別冊カドカワ 総力特集 乃木坂46』vol.04)

渡辺はリハーサル時こそセンターのプレッシャーから「ペチャンコ」に潰れそうになりながらも、本番を迎えると「愛の強さ」を武器に最小で最高のステージを見せ、千秋楽で「トリプルアンコール」を起こすのだった。

自身がセンターのライブでも、渡辺はまわりのメンバーを立てることを忘れなかった。その姿勢こそアンダーライブ東京公演が成功した要因のひとつだった。

「自分のことをしゃべるのが苦手なので、どうせならメンバー全員の話をしようと。メンバーが話した後に『○○ちゃんはリハの時にこんなことがあって』と裏話を添えるようにしてました」(『別冊カドカワ 総力特集 乃木坂46』vol.04)

18枚目シングルでは期待されていた選抜に入れなかった渡辺。しかし、彼女の気持ちは「その先」に向いていた。歌番組のアンダーとして17枚目の表題曲『インフルエンサー』をパフォーマンスする際に出会った振り付け師のSeishiroから刺激を受け、自身のダンスの可能性を広げようと……。

渡辺のダンスは、2016年の「真夏の全国ツアー」後から変わりつつあった。「大きく踊っている」と評価されがちな現実に悔しさを感じて、「自分のダンスを変えてやる!」と手先足先まで丁寧に踊ることを重視するようになり、過去に習っていたバレエの引き出しを再び開けて動きに「なめらかさ」を加えていった。

Seishiroとの出会いでダンスをより追求するようになった渡辺。卒業生の生駒里奈とSeishiroの公演を観に行くなど、これまで以上に積極的にダンスと向かい合うようになり、『EX大衆』2018年12月号では「乃木坂を卒業した後、いまは女優か一般人がほとんどじゃないですか。ダンスの道に進む子がいないなら、私が開拓したい」と意欲を見せた。


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